リモートワークが日本でも定着しつつある2021年。
同時に運動不足にならずに過ごすのが非常に難しい今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。
今回は『NIKE AIR zoom fly3(エア ズーム フライ3)』をレビューします。
最初に結論言っちゃいますが『本スニーカーは今がチャンスです。』
※2023年現在はモデルチェンジされた NIKE AIR zoom fly5(エア ズーム フライ5)が発売中ですのでそちらを購入ください。
NIKE AIR zoom fly3 はなぜ今チャンスなのか
ナイキに限らない話かもしれませんがランニングシューズはモデルチェンジのサイクルが速く、
モデルを履き慣れてしっくり来た時にはもう次のモデルしか売っていないことがホント多いです。
その中にあって、『エア ズーム フライ3』は2019年夏から2021年の8月現在でも公式で売られているナイキでも珍しくロングセラーとなっているランニングシューズ。
NIKE公式オンラインストアの商品紹介では
¥10,899(税込)セール価格
ヴェイパーフライからヒントを得たナイキ ズーム フライ 3 ライズは、長距離ランナーに必要なレース中の快適性と耐久性を追求したモデル。カーボンファイバー製プレートのパワーにより、何キロでも走り続けられます。
NIKE公式オンラインストアより
とあり、販売から3年近いモデルということもあるのでしょうか?セール価格ということでお値段を見ると、1万円近くまで下がっています。
その他ネット上の販売店では1万円以下というモノも見られます。
冒頭にお伝えした『本スニーカーは今がチャンスです。』のワケはここにあります。
※2023年現在はモデルチェンジされた NIKE AIR zoom fly5(エア ズーム フライ5)が発売中ですのでそちらを購入ください。
現タイミングでのこのお値段も魅力なのですが、さらにスニーカー業界で注目されている新技術、カーボンプレートが入っている上でこの値段というところが本モデルの見逃せないポイント。
これがどういう技術かというと、日本で厚底ブームを作った感があるシューズ「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」といえばわかる方もいるんじゃないでしょうか?
一時期、長距離のマラソン大会や駅伝などでほとんどの選手が履いていたあのピンクのシューズです。
(そのヴェイパーフライネクスト%もモデルチェンジ「ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%2」へと進化しています。
このシューズに搭載されている技術がカーボンプレートなんです。
そしてほとんどの選手が履いているのをみると、新技術でもあるカーボンプレートってどんなモノなのか試してみたいと思いますよね。
ただ「ナイキ ズームX ヴェイパーフライネクスト%」はそれこそプロのような速いランナーに向けた仕様ということもあり、自分のようなお手軽ランニングやってます程度の一般人があまり手を(足?)出すモノではないところでもあります。
しかもプロ仕様ということでお値段もそれなりにすることからも気軽には手を出すことができません。
そう思ってナイキで他のモデルを探してみてもカーボンプレートを搭載しているものは意外と少ないです。
今だと「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 2」「エア ズーム フライ3」の3択。
3択ですが私のようなランニング一般人が試したいと思えば強制的に『エア ズーム フライ3』をセレクトするというほぼ1択になってしまいます。
でもこのセレクトは「ダウングレードされた廉価版を買うということ」では決してありませんでした。
なぜならよく比較してみると他の2モデルに搭載されている技術がふんだんに盛り込まれた本格モデルであることに気づかされるからです。
さらにデザインがクソカッコ悪いとか形が嫌いとかの文句があれば他のメーカーも探すところですがそこはナイキデザイン。
そんなこと微塵も感じさせません。
「カッコいい外観デザインに加え上位機種ネクスト% に比べて性能的にも値段的にもお得かつ手頃感あり。」という好条件フルスペック。
これは買いでしょう。
そうした理由からHaloは一年前に1足目を購入しました。
この時はデザイン、カラー、機能などのトータルバランスが自分にとって抜群だったことが決め手となりました。
そこから「履き続けること」 & 「走ること」を続けた結果、約1年が経過。
そして2021年夏、大きく値段が下がるというさらなる好条件の追加によるビッグウェーブに乗っかって2足目を購入しました。
はい、おかしな人ですね。
まさにどんだけ好きやねん状態ですな。
実物を見ていきましょう
ハコです。ナイキの定番でもある鮮やかなオレンジボックスです。
カラーバリエーションはピンク、グリーンなどロングセラーモデルのためいろいろあります。
Haloは今回も大好きカラーのブラックモノトーンのモデルをチョイスしました。
外側横から
内側横から
前から
後ろから
ヴェイパーウェーブアッパーは、透けるほど薄い、半透明感のある耐久性に優れたアッパーです。
そしてヴェイパーウェーブアッパーは、雨のような状況に強い素材で天候を選びません。
足入れしたフィット感もとてもグッド。
驚くことに糸で縫製している箇所がほぼありません。
接合面は圧着による接着で凸凹となる段差も表面にはほとんどなく「なめらか」です。
今の技術ってすごいっすね。
中敷きは左右でデザインが違います。
取り外し可能なので本格的なランナーであれば自分にあった中敷きを別途入れ替えて使うことができる仕様です。
そしてカーボンプレートの強度の実力がすごい。
上から全力で押しているんですが全然曲がりません!
そして、この硬いカーボンプレートの反発力がとにかくすごいんです。
履いてみると、今までのランニングの感覚が変わります。
どうすごいかは次項で。
NIKE AIR zoom fly3 まとめます
『エア ズーム アルファフライ3』を履いてかれこれ、実際一年ほどランニングしています。
そして走る時はランの理想のカタチでもある足裏の前部分から着地する「フォアフット」を意識して走るようにしています。
これはきちんとしたフォームであれば膝に負担がかからない走り方なのですが、Haloは趣味のランニングなのでコーチやトレーナーなどいる訳では当然なく、100%自己流で走っています。
自己流がいいとか悪いとかいうことではないのですが、自分が走る時に膝に負荷がかかる走り方をしていたということを『エア ズーム フライ3』が教えてくれました。
そんな風にこのシューズは以前履いていた旧シューズより膝への負担が少なくなることをわかりやすく体感させてくれます。
自分がおすすめする1番の理由はここで、膝への負担が無いような感覚(少しはあるんでしょうが)で走れていること
これはやはり、新技術のカーボンプレートの反発力のおかげが大きいと感じます。
素人の自分が走っていても、プレートの反発で「自然にグッと前に一歩が踏み出される感じ」、他の言い方でいうと「つんのめる感じ」で自動的に足が一歩前に進むのがわかります。
接地の時、膝に衝撃が響いてこないということは思っている以上に足取りが軽やかになります。
つまりは次の一歩を走ることが「楽ちん」に感じるということ。
おまけ的にちょっとクセになる、「速く走れているという錯覚」も体感できてしまいます。
2番目は踵部分のクッショニングがいいこと
ミッドソールのリアクト素材自体の柔らかさと足裏面にUの字型に配置された踵パーツが上からの衝撃をグッと沈み込ませて分散させるイメージ。
このパーツ構成も膝にやさしい作られ方をしているなぁと感じる箇所です。
3番目はパーツの耐久性が高いこと
アッパーは圧着されたヴェイパーウェーブ素材のおかげでしょうか剥がれたり、ほつれたりということがほぼありません。
Haloが使っている初号機のアッパーは一年たっても大きな傷などなくノーダメージです。
ソールも一年経ちましたがそこまで摩耗してないという感じです。
2足目を買ったHaloですが_w 後悔はありません。
2足目を投入することでローテ履きをして、このシューズと長く付き合っていきたいと思います。
結論、いいシューズです。おすすめ度はマックス。
こんなにまでして長く付き合いたいと思わせるこのシューズ、問題があるとするならこの一点。
それは「このモデルがいつまで売り続けられるのかがわからないところ」です。
そろそろ販売から3年が経つ2021年夏現在、ナイキから『エア ズーム フライ3』の次のモデルが出るという情報はありません。
後継モデルが出ても新商品となるため、価格がこなれるまでは時間がかかったりもします。
一番ショックな事態としてはカーボンプレートの入ったお手頃な価格のモデルがこの先もう出てこないということ。
そう考えると今、『エア ズーム フライ3』こそが「お手頃な価格で最新技術が生み出す体験」を試すことのできる貴重なタイミングなのではないでしょうか。
リモートワークで運動不足が続く中、2020東京を見てランニングをはじめたいなと思ったみなさま、スポーツの秋に向け新しいシューズを考えているあなたへの一歩を出す後押しになれたらと思います。
そしてこのシューズを履いてみたあなたにも2足目が欲しくなってもらえたならレビューした身としてはほんとにうれしいことです。
ぜひあなたのランニングシューズ選びにご参考ください。
普段履きスニーカーをお探しの方、本革製スタンスミスを買えるのは2024年までなのでご注意ください。
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