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【エアジョーダン1 】【レビュー】【ハイ・ミッド・ローの違い】伝説も人気もないモデルでも自分のスタイルで履くのが今どきおすすめの買い方だ【いまさら聞けない話】

本日はみなさんにとって待望の投稿なのではないかと思ったりしています。

というのも、これまで普遍的なスニーカーを取り上げることの多かった弊ブログにあって、ついにラスボスと言ってもいいぐらいのスニーカー「エアジョーダン1」での投稿なんです。

昭和、平成、令和とスニーカーブームを牽引し続け、スニーカー好きが一度は憧れる「エアジョーダン1」ですが、普遍的すぎることもあっていまさらどこのブログも詳しく教えてくれるところがありません。

「エアジョーダン1」は普通のスニーカーとは桁違いの人気だったりするので、以前からだいぶ歪な販売がされていたり、欲しくてもどうせプレ値でしか手に入らないということから「買いにくい」というイメージを持っている人も多くいるのではないでしょうか。

そんなイメージがある一方で、近年、ナイキから以前と違った販売がされるようになってきた今、個人的にも「そろそろ買い方を変えるときなのでは」を感じていたりします。

というわけで今回は令和の今どきにおける「エアジョーダン1」のやさしい買い方、かんたんな買い方を中心にお話したいと思っています。

それでははじめましょう。

この記事はこんな方におすすめします

  • エアジョーダン1を履いてみたい
  • エアジョーダン1がぜんぜん買えないのはなぜなのか知りたい
  • エアジョーダン1がどういうスニーカーなのかを知りたい
  • エアジョーダン1はどこで買うのがいい、どこで買えるのかを知りたい
  • エアジョーダン1を履いてダサいと思われたくない

という方々、その中でも初めてエアジョーダンを買いたいと思っているビギナーの方々に必見な内容になっています。

ただ、エアジョーダン1という「スニーカーの大物」について書いたことで、あれもこれもと色々と長くなってしまったため、最後まで読むのはきっと疲れますw

なので次項の最初の結論だけ読んでもらえたらもうだいたいOKということにしました。

また時間のあるときにでも戻ってきて、読んでくださいねw

エアジョーダン1を買うならローカットとミッドカットがいい

ということで、最初に本日言いたいことを言ってしまいますと

エアジョーダン1を買うならローカットとミッドカットがいいですよ

『レアとかプレミアムとか関係なく自分が好きなカラー、モデルのエアジョーダン1を買って履いた方が毎日の気分もあがって絶対楽しいですよ』

という2つ。

これで、ほとんど大丈夫。

というかこれがいちばんやさしいエアジョーダンの今どきの買い方なんです。

あなたがエアジョーダン1を欲しい初心者の方であっても、おそらくこれさえわかっていれば、「買いにくい」って噂のエアジョーダン1であっても恐るるに足らず。

では本題について詳しく解説していきましょう。

あなたが欲しいエアジョーダン1は「プレ値で高いお金を出して購入して箱に入れたままにしたり、部屋に飾っておくエアジョーダン1」ではなく、定価で購入する「自分で普段履くためのエアジョーダン1」だと思います。

でもこのスニーカーブームの中、エアジョーダン1は魑魅魍魎渦巻くプレミアで儲けたい人たちで溢れかえっているという、普段から気軽に履きたい人にとって非常に悲しい状況がまだまだ続いていたりしています。

そもそも何でそんなプレミアがつくかを考えてみましょう。

エアジョーダン1にプレミアがつく場合はだいたい理由として決まっていて

「人気ある配色(カラーウェイ)だから」

「これを持っていると自慢できるから」

「レアだから」

の3つだったりします。

この点に狙いをしぼって、プレ値で高く売りたい人たちは謎の誘惑を仕掛けてくるワケですね。

「いま高く買ってもその値段以上で売れます。」

  ↓

「どうせ買うなら、滅多に出てこないエアジョーダン1の人気あるレアなモデルがいいですよ。」

  ↓

「人気で高いだけあってカッコいいですよね。限定品でレアだし、これなら高くても納得の価格じゃないですか。」

  ↓

「だからいま高く買ってもその値段以上で必ず売れます。」

  ↓

(…以下無限ループ)

という謎の理屈と誘惑で買わせようとしてきます。

それがエアジョーダン1の公式以外での今の売られ方なんです。

なんで謎の誘惑であっても買ってしまう人がいるのかといえば、

「人気ある配色(カラーウェイ)だから」「これを持っていると自慢できるから」「レアだから」なんていうことに対して、

「そんなことぜんぜん気にする必要がないということ」に気付くことができる人が非常に少ないからなんです

つまりは「そんな理由で買わなくてもいい」ということが分かってしまえば、「無理して高いお金を払って手にいれる」というバカバカしい買いモノをする必要がないことに気づけてしまうのです。

ということから、弊ブログとしては

「履くのが自分である以上、自分が好きじゃないものを無理して買う必要はないし、自分が好きな色が他にあるなら、あえてみんなが好きな人気が集中する色から買う必要ももちろんない、当たり前のことに気づくことができる人が一人でも多く増えるといいなぁ。」というふうに思っております。

そしてここが本日最大のポイント。

「これを持っていると自慢できるから」っていうのは非常に気にする人が多いということなんですが、同時に「ぜんぜん気にする必要がないところでもある」ということだったりすることに気づいてもらえたらと思います。

この点こそ実は「もっともぼんやりとしているイメージであること」に気づくことができたらあなたはもう大丈夫。

では、この「いちばん気にする必要がないところ」である「ぼんやりしたイメージ」について考えていきましょう。

考えてもらいたいのは『ジョーダン1のレアカラーモデルを持っている自分ってすごい』←これっていったい自分以外の『誰』に向けての「すごいアピール」なのでしょうかというところ。

この「アピールする先の実体」がいったい何なのかよく分からなかったりしませんか。

どういうことか例えていうと、

「自分の周りの人すべてがエアジョーダン1のレアモノを履いているので」であったり、

「周りと釣り合うために自分もレアモノが欲しい」とか、

「周りの人すべてが伝説モデルに詳しい」とか、

あなたが日常いる環境というのは決してエアジョーダン1のレアモノだけを気にする人しかいないというような「超特殊な環境ではないってこと」です。

あなたが日常いる環境がそういう超特殊な環境じゃない限りは別にエアジョーダンであろうがなかろうが、どんな靴を履いていようが誰に対してもアピールにすらならないんじゃないでしょうかってことでして。

そうした特殊でもない普通の人たちに気づいてもらうことを期待するのでしょうか、それこそ無理難題だと思いませんか。

それとも自分から「これすごいだろ、レアでプレ値だったし手に入れるの苦労したんだぜ。」とアピールしていくというのでしょうか。

はたして「ダンク」も「エアジョーダン1」も同じにしか見えない「スニーカーに詳しくない普通の人にそんなことをアピール」したとしても、その人に対して何の自慢にもならないことは分かると思います。

それとも、原宿や表参道で10万人ぐらいの人とすれ違って「あなたすごいレアなエアジョーダン履いているね。良かったら雑誌に載せるから写真撮らせてよ」という声がかかるのを期待しているとかでしょうかw

そうであれば今どきスニーカーがレアというだけで雑誌に載るのは大変でしょうから、その場合はスニーカー以外にもトータルスタイルでカッコよく目立つことを考えた方がいいかもしれませんw

つまりはレアと言ったところで世の中の誰にでも「すごいぞアピール」ができるということなんかはぜんぜんなく、共通の話題として話がわかる人以外は何の自慢にもならず、自分が満足するだけでしかない「自己満」状況である場合が99%ぐらいだったりするわけです。

なので(それについてちょっと深いところを言ってしまうと)無理してレアとかプレミアという謎の価値にそこまでお金を支払う意味はあるのでしょうかということになるワケなんです。

同じ金額のお金を使うのであれば、プレミアに支払う差額分をもっと自分にとってプラスになるような他のことに使ったり買ったりしたほうがいいのでは?と思うのが普通じゃないでしょうか。

ここで残るプレ値に関しても言いますと、

プレ値もさっきと同じく「同じ趣味の人たちの中にしかない価値」であって絶対的なものではないワケです。

誰かがその値段なら買うよっていうことの価値でしかないので、買う人がいなければすごくかんたんに価値がなくなることもあるくらい不安定そのものだったりします。

売ることだけを考える人たちは、高く売りたいでしょうからそりゃあ、必死に盛って煽ってすごい価値あるぞアピールしまくりますけど、それですら何としても欲しいと思う人以外にはまったく響かない値段でしかないのです。

たとえば「1985年製エアジョーダン1 オリジナルの奇跡的な未開封、未使用デッドストック」とか「マイケルジョーダン氏本人が試合で着用した選手専用プロダクトモデルで、サインと鑑定書がついた一点モノ」なんていう付加価値があれば、そりゃあ高額である意味もわかるじゃないですか。

こうした付加価値がついているわけでもない、現在一般に流通している商品でちょっとデザインや色が変更されたり、数が少なく販売される限定品というだけのスニーカーにメーカー価格からかけ離れた高いお金を出す必要性と自分にとってメリットがあるのかないのか。

ナイキが定めた値段以上を出す意味があるかないか。

自分で履くスニーカーならぜひ考えたいポイントではないでしょうか。

エアジョーダン1ビギナーのあなたが頭の中で思い描く「エアジョーダン1」のイメージってきっと「ナイキのハイカットのスニーカーでジョーダンが履いていたシューズ」だったり「伝説のスニーカーって言われているし買うことがむずかしい」とか「人気がありすぎてどこに行っても買えない」って思っているスニーカーナンバーワンだと思うんですがどうでしょうか。

ところがよくよく考えてみると、そんなにも絶大な人気の割にファッションとして履いている人を探しても、あまり履いてる人を見かけない、街中でぽつぽつ見かけるかなってぐらいの感じがしませんか。

これって「やっぱり手に入らないから履いている人も少ない」ということなのでしょうか。

そんなふうに思いつつ「エアジョーダン1のハイカット」を街でファッションとして履く人たちの実際を見てみましょう。

Haloが個人的に街中を見た感じでも「エアジョーダン1のハイカット」を履いている人たちってやっぱり少なかったりしますw

で、たまに見かける履いている人(主に男性)では「これは有名どころとコラボしたエアジョーダンです。すごいでしょ。」な勢いだったり、「鉄板人気のカラーウェイだから履いています。」感があって、あまり自分らしくこなして履いていないのではと思ってしまいます(あくまで個人の感想ですが)。

これってなぜなんでしょう。

さらにいうと(おそらく見つけられないだけで、いるところにはいるんでしょうが…)

都市以外ではプレミアのついた「エアジョーダン1 ハイカット」を履いている人さえもほとんど見かけないぐらいだったり。

となると、こんなふうに滅多に見かけないのに一体だれがどこで買ってて、なんで自分は買えないのっていうスニーカーな感じがしてしまいますよね。

そしてエアジョーダンを見かけない地域での感じのスニーカースタイルでいえば、みんなが思い思いに自分が好きな色のスニーカーを気軽にこなして履いていて、近しいナイキのバッシュでいうとそれこそみんなダンクとかエアフォース1なんかを自由なカラーで履いていたりします。

でもこっちの方々のほうがすごい個性的でファッショナブルないい感じに見えていたりするというリアル。

ところでストリートファッションなんかでここ5年ぐらいの中で今までとは違った状況が生まれ始めているのをご存知でしょうか。

それはどんなことかと言いますと、

先ほどの男性の街中での状況とは変わって、ファッションに取り込むことに早い女性の方などに可愛いカラーウェイでエアジョーダン1を履きこなしているのをよく見かけるようになってきているということ。

これには最近エアジョーダン1が伝説の定番カラー以外にも「さまざまカラフルなカラーウェイを出すようになってきた」ということがあげられるワケだったりするんです。

こうした状況ってみなさん気づいてますでしょうか。

ですがそんな中でも男性が履いているのを見かけるのは「エアジョーダン1のハイカット」で人気の絶対定番の色ばかり。

こういう点で見るとホントに人気なのか。。。って思うぐらい「エアジョーダン1のハイカット」の履かれなさ、見かけなさぶりです。

で、こうした状況を見て思うのは、おそらく買っても履いていないということなんじゃないかというところにたどり着くわけでして。

購入した人はみんな買ってそのままサランラップ巻いて保管するとか、ジップロック的な保管袋に入れて真空状態で保管するとか…。

つまりは、購入者のほとんどが、コレクター化して「エアジョーダン1のハイカット」自体がコレクションアイテムとなってしまっているわけです。

履かない理由として考えられるのは「せっかく苦労して買ったレアなジョーダンだし、履いたら汚れるし、履くのがもったいないし」という「にわか」なコレクター的な側面での理由だったりするんじゃないかと思います。

まぁ、せっかく憧れのジョーダンを買ったということでそう思ってしまう気持ちもわかりますし、しばらく寝かせて自分にとっておきのタイミング、ハレのタイミングでいつか履こうと思っているのかもしれません。

でもそれをずっと続けて、箱だけがどんどん積み重なっているなら、おそらく「足を通す」その日は来ないんじゃないでしょうかとさえ思ってしまうんですがどうでしょうか。

せっかく自分が好きなレアなエアジョーダン(伝説があってプレミアがついているモノ)をすごい競争の中で購入、履くために買ったスニーカーなのに履かないっていうのが個人的にはやはりよくわかりません。

あと個人的にもそれってやっぱりどうなのと思ってしまうのは、購入して即だったりプレミアがついた時点で某アプリやサイトで高い値段で売ったりというヨコシマな目的ありきで購入することですが、まぁこれはめんどくさいことだらけでキリもないので今回は深く考えません。

でも、そうではない自分を満たすためのコレクションで購入したモノであるならば、保管することだってぜんぜんありだとは思うんです。

そういう意味では純粋なコレクターである方々をどうこういうつもりはまったくないのですが、それでもせっかく購入したスニーカーを「履かない」という扱い方を考えるとなんとも不思議な現象と一部界隈だなぁと思ってしまいます。

じゃあ、そんなコレクションなんかにもまったく興味が無く「純粋にジョーダン1を新しく履きたい、買いたい人」はどうすればいいのでしょうか。

言えることとしては「純粋にジョーダン1を履きたい、欲しいと思った人」がわざわざプレ値のついた高いジョーダン1を買わなければいけない理由なんてまったくないということです。

高いプレミア価格のジョーダン1がどうしたって好きで絶対欲しいならその購入を止めることはしませんが、普通に定価で買える方が大多数の人にはハッピーなはずですから。

だからこそ「レアではないジョーダンを気軽に履けばいい」ということをおすすめしたく思うわけなんです。

おすすめなのが先述したようにここ最近リアル店舗やネットで展開され始めたさまざまカラフルなカラーウェイのエアジョーダン1。

「エアジョーダン1のハイカット」のように即日完売するモデルがある一方、

「レアではないエアジョーダン1」なら、良色モデルも非常に多く、店舗であれば手に取りながら、ネットであっても購入自体が比較的ゆっくりできることが多くあったりするという買いやすさの点でもおすすめできる理由があるんです。

即完売するモデルについて言うなら、まともに選んでいる時間すらないのですから、どちらが購入者にとって優しく嬉しいモノであるといえば分かりますよね。

可愛い色を履きこなしている女性などを数多く見かけるようになってきた背景にはこういう選びやすさも理由としてあるのかなと思います。

もちろん自分で選んで買った好きな色、好きなモデルで履いているからでしょう、自分にマッチしたスタイリングを見かけるたびにとても素敵に感じます。

この状況はおそらく10年ぐらい前のエアジョーダン1ではとても考えられなかったこと。

でもホントのところはこの状態こそが当たり前の状態だとも思うんですよ。

そうなんです。

やっぱり、モノは欲しいモノを買って「使ってこそ」なんです。

考えてみれば、かつてマイケルジョーダンがエアジョーダン1というスニーカーで打ち立ててきた伝説や記録からはもう40年近く経っているのです。

そして令和のいま、マイケルジョーダンの現役時代を知らない世代の方がエアジョーダン1の購入者の大多数であり主流であることは間違いありません。

言ってしまえばエアジョーダン1というスニーカーのイメージはもはや形骸化し、ファッションアイコン的なスニーカーとして再認識され、新しい世代の方々が履いているスニーカーになっているということになるのでしょうし、実際そうなっているのだと思います。

つまりはどうするか。

これからのエアジョーダンの履き方はもうスタンスミスやコンバースと同じ感覚で「カラーリングを楽しむ」という履き方をすればいいってことなんじゃないでしょうか。

アディダスのスタンスミスで一番有名なイメージカラーは白緑ですが、別に自分が好きな色、気に入った色であれば、白紺とか、ピンクとか、たとえばギラギラの金色だって普通に買うと思いませんか。

それと同じだと思うんです。

むかしからずっとエアジョーダンが好きなHaloでも「伝説とは関係ないけれどいい色のジョーダンだなぁ」と思うほど、最近は素敵なカラーウェイがたくさん売られている状況になっています。

それどころかナイキ公式から「伝説を持ったエアジョーダン1」と少しだけ配色パターンが違うだけのモデルだってたくさん出ているのです。

「少しだけ配色パターンが違うモデルを履いている人」も「伝説のあるカラーモデルを履いている」人もエアジョーダン1を履いている人ということでいえば、スニーカーに興味のない普通の人にとっては全く同じに見えているはずですからw、伝説のカラーモデルじゃなくても別にいいじゃないと思わざるをえません。

カラーパターン、カラーブロックが伝説のカラーウェイと1箇所2箇所違ったところで誰が気にするんでしょうかって話なんですよ。

例えばなんですけど、エアジョーダン1といえば白黒赤の配色をイメージする人は多いと思います。

で、参考までにナイキからこれまでに販売されたカラーウェイでざっくり見てみると

上の段のハイカット2つが1985年のオリジナルカラー ( illustration by Halolog 無断複製、転載を禁じます。)

というぐらいエアジョーダン1といえばの赤黒「BRED」風カラーや白赤黒「CHICAGO」風カラーといった多くの似たカラーウェイが販売されてきました。

でもこれらをパッと見て「これは伝説のカラーモデルと違う!」と気付ける人がいったい今どのくらいいるんでしょうか。

こんなのエアジョーダン1に詳しくない普通の人から見れば「パンツの裾から出ているスニーカーの下部分だけで分かるわけないじゃんレベル」「普通に無理ゲーっしょ」と思って当たり前でしょう。

付け加えて、普通にエアジョーダン1が欲しい方にとってみれば、伝説はなくともこれらのカラーウェイのジョーダンを店頭や公式サイトで、ややこしいこともなく普通に定価で買って、普通に気軽に履くというほうが、断然「エアジョーダン1」の買い方として真っ当だといえるのではないでしょうか。

そういう目線で見て見れば、もはや『 伝説を持ったエアジョーダン1にこだわることもないのでは 』という弊ブログの見解も分かっていただけるのではないかと。

ふつうに考えてスニーカーがこれだけ流行っているの世の中ですけど「エアジョーダン1」で「それが伝説あるレアモデル、カラーウェイである」という意味までを知って、しかもそこまでこだわって買っている人っていうのは一部のマニアやコレクター以外にはもうほとんどいないといっていいんじゃないかと思うんです。

しかもエアジョーダン1を欲しいという人の中であっても、その中の大多数の人にとっては「伝説というこだわり」ですら興味のない話だったりするのですからなおのこと。

スニーカーに興味すらない人に自分から「オレの持っているジョーダンってレアで高値がついていてすごいんだぜ。知ってる」などと自慢げに語ることなんかはほとんどの人がすることすらないだろうし、万が一語ってしまったら場がめちゃくちゃ寒くなるのが目に見えるようでもあります。

きっとエアジョーダンに限らずスニーカーに興味すらない人にいくら熱く説明したところで「ふーんそうなんだ」ぐらいの反応だし、そうした一般的で大多数の人にとってはあなたが履いてる、ましてや持ってるスニーカーがなんであるかなんてまったく興味の外にある話でしょう。

前述したようにレアとかプレミアって言ってもそれが誰に対してのレアでなぜプレミアなのかもよくわからないとするなら、話されてしまった側からすれば「そんなの話のわかる人の中で自慢し合ってください」って思って当たり前。

もしくは「高っか!そんな値段出してまでそれを買う意味あるの?」って言われておしまいですよ普通。

自慢したがりの人が求めているであろう答えである「うわっすごいじゃん。オレもそれ欲しかったんだよね。でも高くってオレには買えんわ。無理無理無理。いいなぁ、お前すごいなぁ。」という100点のリアクションは99%以上のほとんどの人からは聞くことはできないはずなんです。

そんなことより「スタバで新しいフラペチーノ出てたし飲んでみたい!」ということの方がよっぽど普通の人たちにとって大事な気になる話題だったりw

という具合に興味ない人にとって明日には完全に忘れている話題について「自分ひとりががんばる」というのは実に大変なことです。

そんな感じの世の中ですからにわかで価値なんか全然わからないけど、すごそうだから高かったけど買っちゃったというのが実は一番残念な買い方をしているということになるのかもしれません。

言いたいのは「同じ趣味で同じ話題がわかる人以外はその趣味の価値はわからない」ということ。

そう考えると「スニーカーでエアジョーダンが好きで、エアジョーダンでも絶対に価値があるモデル」を知っている、わかっているというディープでマニアな人は日本人でも相当人数は少ないはずということがわかります。

とりま「ジョーダン1を初めて欲しいと思う」っていうぐらいの知識であるなら、マニアの人の知識やコレクションにはとても太刀打ちなんかできるはずはないと肝に銘じておきましょう。

つまるところ、完売するモデルを奪い合うマニアな人たちだけの合戦は「マニアの人たちに任せてしまうのがいいのではないでしょうか」というのがHaloが今日このごろ思うことなんです。

結局、何が言いたいか、まとめてというとやっぱり、

アプリなどでプレ値で買ったり、発売日に競争して手に入れたりして「伝説を持つエアジョーダン1」を買うのはお金のある方々やマニアにお任せして、自分が欲しい、自分に似合うと思う、自分が好きだと思って選んだ色、そんな素敵なカラーウェイのジョーダン1をぜひ履いて気分がワクワクする毎日を過ごすほうが幸せだと思うんです。

ということなんですよね。

エアジョーダン1であっても加水分解するし、劣化もする

Haloが購入したエアジョーダンを「履く」ことを強くおすすめするのには他にも理由があります。

知ってる方も多いと思いますが、ナイキスニーカーのそのほとんどは埋め込まれたエアユニットの劣化、ソールに使われるポリウレタンという素材的な部分で加水分解での劣化を免れられないということがその大きな理由としてあります。

そもそもナイキスニーカーの基本的な使い方は買って3年ぐらい履いたら買い替えるということが一番一般的な使い方。

もともとが長持ちする前提で作られていないということなんです。

人気モデルであれば数年ごとに復刻販売も行われるということになっており、同じモデルを継続して履くのであれば復刻を購入するのが理想的なサイクル。

エアジョーダン1はナイキの製品としてはひと昔のモデル(オールドハイテクスニーカー)ということもあり、今どきは日常用のスニーカーとしての使われ方がいちばん一般的な使われ方となっているのがほとんどではないかと。

で、エアジョーダン1自体はといえば、もともとはバスケットボールシューズで、バスケコート上で「キュキュキュキュ」いわせながら履くためのモノだということはこの投稿を読んでいるみなさんなら何となくでもご存知だと思います。

スラムダンクの主人公 桜木花道が試合の中で履いていたことでも有名ですよね。

当のマイケルジョーダン氏がコートで実際に使用したエアジョーダンですら、それこそ毎試合ごとに新しい一足をおろして履いていたぐらいなので、そもそも長く履くことを目的として作られたシューズということではないのです。

そう考えると、買ったら1日でも早く履いて、1日でも長く履いた方がいいと思うほうが普通の感覚なような気がしませんか。

毎日履いて使用しようが、保管して置いておこうが、同じ時間があれば、劣化も同じ時間分進むのですから行き着くところ、結果は同じ。

むしろ、使わないほうが劣化がより進むということさえ言われていたりもします。

つまり「大事に履かずにとっておくということがまったくおすすめできないということ」ということであるのもお分かりいただけるかと。

毎日履いて使用しようが、保管して置いておこうが、買ったその日からすでに劣化自体は間違いなく始まっているのです。

さらには出典も分からない謎の話で、ビジブルエアを持たないエアジョーダン1は他のエアジョーダンと違って加水分解しないという話が一部で出回っていますが、まぁそれははっきり言ってウソなので信じてはいけない情報です。

これについては、そんな無敵なハイテクシューズは1985年から40年近く技術が進んだはずの2020年代であっても存在しません!と強めに言っておきたいですね。

1985当時は最高のハイテクシューズであったエアジョーダン1といえどもミッドソールの内側にポリウレタンを使用してエアユニットを中に埋め込んでいます。

ミッドソールの外側はゴムのため10年以上の長い時間をかけて劣化していきますが、中のポリウレタンは5年ぐらいでほとんどが加水分解を始めます。

つまりはミッドソールの中で間違いなく加水分解をしているということ。

さらにジョーダン氏が好んだと言われる「素足感」を大事にしたため、ミッドソールの内側には非常に薄く小さいエアユニットとポリウレタンが敷き詰められています。

この構造であることが劣化しても足の沈みなども少なく、ポリウレタン部分の加水分解自体を感じにくいということで誤解されている原因となっているんではないでしょうか。

先ほどと同じ言葉を使うなら、毎日履いて使用しようが、保管して置いておこうが、5年以上経ったそれは外から見えないだけでエアユニットからエアが抜けたりポリウレタン部分で加水分解が進行してると考えた方が間違いないかと思います。

ついでに言っておくならエアジョーダン1以降のモデルはミッドソールがポリウレタンオンリーとなっているモデルも多くミッドソールにビジブルエアを持つものがあります。

こうしたモデルは発売から5年ぐらい経っていれば、見た目は普通なのに履いていたら、ある日突然ソールがボロボロになって崩れてしまうということや、接着面からソールがばっくり剥がれてしまうことになってもおかしくはないということもこの際覚えておきたいところ。

この点でエアジョーダン1の場合は1985年当時主流の製法どおりミッドソールとアッパーが糸で縫い合わされているため自然に外れるということがありません。

この辺りのことも「ミッドソールが外れない」≒ 「加水分解しない」とポジティブに考える人によって「エアジョーダン1が加水分解しないと言われている間違った認識」となり情報が拡散したのだと思われますね。

ミッドソールがしっかり糸で外れないように固定されています

最近でこそ、スワップソールというソール交換技術があって修理交換(ナイキ非公式)できるシューズリペア店もありますが、全国的にはまだまだ普及するに至っていない感じなので、加水分解 = スニーカーの寿命となってしまうのはいま現在であっても仕方のないこと。

ここ5年ぐらいの中でにわかにコレクターとなった方々は、大事に置いておいてプレミアムがつくことが(おそらく)うれしいのだと思うんですが、こうした加水分解が起きてしまえばその価値が無くなってしまうことについてはご存知なのでしょうか一度聞いてみたいですね。

これだけプレ値のスニーカー情報が世の中に日々飛び交っているんですから、購入した方々の心の中には「まっさらな新品状態で保管している自分の買ったエアジョーダン1にプレミアムがつくのがうれしい」ということが正直、大なり小なり心の片隅にあると思いますし、思ったとしても、それについていえばわからなくないことではありません。

でも保管に対していくら勤しんだとしても、いくら真空に近い状態にしているつもりであっても、最先端の研究施設じゃあるまいし、氷漬けにしたりするでもなく、真空ルームがあるわけでなく、ジップロックぐらいの袋にパッキングする程度で真空の状態なんかを作ることはできませんよって思うんです。

つまりはどうしたって空気中にスニーカーがあることになるのですから、空気中の水分に触れることでポリウレタンの素材的にはいくら気をつけても加水分解自体は起こってしまいます。

3年から10年の中で確実に「それ」はやってくること必須なため、合皮にバキバキとヒビが入ったり、ポロポロとソールが崩れ始めればスニーカーとしての寿命もそこまでです。

つまり、どれだけプレミアがあっても加水分解して崩れてしまったら、シューズとしては無価値になってしまうという…Noooooooooo!!!!! という状況が待っているわけです。

そして一度加水分解が起きてしまえば、どんなプレミアムがついているスニーカーですら履くことすらできなくなってしまうんじゃないかと…。

美術館の収蔵品ですら劣化するのに、素人が何をどうしたって加水分解を止めることなんてできないのは仕方のないこと。

何よりずっと新品であり続けるということが、誰にでも時間が等しくある以上は無理ですし。

どれほどの人たちがこうしたレアスニーカーを日々買い続け、コレクションに勤しんでいるのか見当もつきませんがコレクターとかマニアってホント大変な道に生きていらっしゃるなぁと思います。

だとしたら、個人的に気に入って買ったのだから履いたほうがやっぱりいろいろ幸せだと思うんですけれどもさにあらず。

とはいえ古今東西こうやって買い支える人たちがいるおかげで、(ナイキだって商売ですから)色々、さまざまなバリエーションをが発売され続けるということもまた事実だったり…。

まったくもってスニーカーエコシステムのむずかしいところですね…。

というわけで、これからもコレクターの方は自分の道を追求し頑張って集めてほしいなと思っています…。

Haloはスニーカーをコレクションしたりということはあまり考えず、自分が履きたいモデルが出た時に買って履く派としてこれからもスニーカーを履いていきたいと思っております。

エアジョーダン1 の伝説やレアなモデルを買う人ってどんな人

次にこれ、エアジョーダン1 の手に入れにくさはなぜ生じるのかというのを整理していきましょう。

ここについてはおそらくAIR JORDAN1 の伝説モデル(主にハイカット)をずっと買っている人(先述したコレクターとかマニアの方々)の2極化が進んでいるということではないかと思うんです。

ようするに、

  • マイケルジョーダンの伝説の数々を知っていて、スニーカーとしてのAIR JORDAN1 もカッコいいと思うことからファッションとしてとり入れて履きたい派
  • バスケの神様としてのマイケルジョーダンが好きなので伝説のスニーカーAIR JORDAN1 が好き。履くよりコレクションして集めたい派

という2派がいるのではないかと(めんどくさいのでこれ以外の派は考えませんが)。

ひとつずつ見ていきましょう。

まずファッションとして取り入れる人たちは、個性を大事にする差別化、自身のパーソナル化が目的なので、自分に似合う「人と違うモノを身につける」ということを好むと思われます。

同時に誰でも手に取りやすいスニーカーを「量産型」という風に捉えて普遍性が高かったり無個性なモノを嫌ったりする一方、コラボなどの少量限定品などを好む傾向があるとも思われます。

つまり「スニーカーとして手に入りにくいエアジョーダン1を購入し身につけることで個性的な自分を作り出す。」ということに頑張っている人ということでしょうか。

一方、コレクターの人は自分に似合う似合わないはあまりなく「推しに関するモノを自分のモノにして、手元に置いておきたい」ということを好む傾向があるのではないかと思われます。

なのでこちらは「手に入りにくいエアジョーダン1を持っている自分=こんなレアモデルのエアジョーダンを持っている自分はすごい」という自己満足に対して素直に頑張っている人ということなのかも知れません。

この2派の思考が結局どうなるかというと『レアであるエアジョーダン1だけは双方の良い』という部分で偶然にも一致してしまったことで、結果、奪い合いになるわけです。

で、ここから「奪い合いになるのが決まっている」 ≒ 「ジョーダンの伝説を纏ったカラーウェイモデル」と「レアなコラボモデル」であるということが推測できるということになるワケなんですね。

こうして互いには満足する目的が違いながらも同じモノを欲して奪い合いになるという不思議な戦いがここ20年にわたって行われてきたんです。

レアだけあって数が絞られた決して多くはないモデルを大人数な大人たちが奪い合うというまさに合戦。

そりゃあ、即日完売するし、普通の人には手に入らないということも納得できますよねw

そして戦いの中でも毎モデルごとに争奪戦が繰り広げられるのはおそらくAIR JORDAN1のイメージそのものでもある「 ハイカットモデル 」がほとんどであると思われます。

AIR JORDAN1「 ハイカット」といえば人気、影響力が桁違いのモンスタースニーカーであるのは、エアジョーダンビギナーですら、もはや語らずともご存知な方も多いはず…。

なのですが、そんなこと知らないけど「AIR JORDAN1 」をほしい若い方もたくさんいると思うので、次項ではその「AIR JORDAN1 」で現在販売されている3つのモデルについて解説していきたいと思います。

エアジョーダン1 ハイカットと2つのモデルバリエーション

おなじみエアジョーダンといえばジャンプマンですが正式デビューはエアジョーダン3です

『 AIR JORDAN1 』

それは1985に発売された数々の伝説を持つスニーカー。

「この先もこのスニーカーが持つ伝説を超えるスニーカーが誕生することはない。」

そう言って間違いない唯一のスニーカーであり、世界が認めたキングオブスニーカーという称号には、マイケルジョーダン氏自身が打ち立てた前人未踏の伝説に彩られたいくつもの功績も併せて、誰も口をはさむことはできない…という存在ではないでしょうか。    

スニーカーブームの最初期から現在に至るまでも、数多くのカラーバリエーションやコラボ商品が作られ続けているのにもかかわらず、その多くは店頭で見かけることすらほぼないというスニーカー。

そんなローンチ=即完売をいまもなお繰り返しているモンスタースニーカーでもあります。 

それでもこうした手に入りにくさのモンスター級ですらスニーカー好きには当たり前のように知られた事実だったり。 

つまりは欲しいけど買えない人がたくさんいるスニーカーの不動のナンバーワンでもあるわけです。

そんなエアジョーダン1のモデルとしての人気でいえばそのほとんどを「ハイカットモデル」が担っていると言われています。

理由も単純でマイケルジョーダン氏が創りだしたその多くの伝説は氏自らが履いた「ハイカットモデル」によって創られた伝説だからということからでしょう。

実際、即完売を繰り返すのもマイケルジョーダン氏が伝説を打ち立てた際に実際に履いていたエアジョーダン1という伝説的なモデルが復刻販売されるタイミング。

そんな状況ですが、じゃあ販売されるものは全部ハイカットなのかというと、ぜんぜんそういうことではありませんでして。

どういうことかといいますと、現在ナイキのジョーダンブランドからは「ハイカット」「ミッドカット」「ローカット」と3モデルが販売されているんです。

ここからはあまり語られることもないハイカット以外の2モデルについての説明を簡単にしていきましょう。

illustration by Halolog 無断複製、転載を禁じます。

「ミッドカット」はオリジナルが発売された1985年には販売されていなかったモデルであり、2001年ハイカットの再復刻以降に遅れて誕生、販売されたという誕生自体が新しいモデル。

そのため「オリジナルには存在していないモデルでもあるミッドカットは邪道である」みたいな声も一時あった、なかなかの誤解をされてきた少し哀しいモデルでもあります。

誤解を解くきっかけとなったのは

「実は1985年のオリジナルの時代からマイケルジョーダン氏がPS(プレイヤーズスペシャル)として3/4カットを試合で好んで履いていた」

「当時一般販売が検討されたプロトモデルなども実在している」

「この3/4カットをベースに作られたのがミッドカット」

「最近は公式の場にマイケルジョーダン氏がミッドカットを履いて現れることがある」

という事実が広く知られるようになってから。

つまり実際のところはハイカットじゃなくて3/4カット(ミッドカット)を着用した試合もいっぱいあって、伝説だって3/4カット(ミッドカット)でも作られたわけです。

でも人気は「ハイカット」にあったりするという「ミッドカット」は不遇な哀しいモデル。

まぁ出来上がってしまった世の中のイメージを変えることはむずかしいってことですw

上図を見てもらえばわかるように、ハイカットとミッドカットの違いはと言っても、高さにしてざっくり1.0〜2cm程度、シューレースの穴がハイカット9でミッドカット8という違いぐらいしかありません。

逆にその程度の違いでハイカットのイメージを存分に楽しむことができるミッドカットはハイカットよりも履きやすいということも手伝って、少しづつ人気が出始めています。

前述したように最近ではWOMENSモデルでの展開を積極的にはじめたことで、エアジョーダン1 には今までになかったイメージのさまざまなカラーバリエーションを出すことでも人気のモデルになっています。

そして最後に「ローカット」です。

こちらは1985年にエアジョーダン1 のハイカットとともに発表された「オリジナルが販売されたときから同時に存在していたモデル」

当時、実際に販売された2つのカラーウェイの実物もカタログ上にもその存在が確認されています。

じゃあ人気もあるのではと考えてしまいますが、コートで実際に使用されるハイカット人気の影に押されて、ローカットは地味な印象とならざるをえなかったよう。

ローカットモデルはオリジナル販売当時、実際マイケルジョーダンが着用している姿や最初期の2種以外のカラーウェイもほとんど確認されておらず、本格的な復刻も2003年ごろからと一歩遅れて始まっており、現在の人気も正直、高いとは言えない感じのモデルだったりします。

(ただし、ハイカットのディティールと1985年のハイカットからインスパイアされたオリジナルカラーをまとったOG仕様の復刻モデルが販売されるときは大人気で、ローカットでも「OG 」だけはなかなか入手が難しいモデルだったりはします。)

ローカットモデルでも近年は目先を変えたWOMENSモデルでのカラーバリエーション展開が好調で、良色なカラーウェイがWOMENSモデルから出ることが多くなっています。

というように「ミッドカット」と「ローカット」の2モデルはいろいろあって、近年これまでとは少し違うターゲットに向けて販売されはじめたように思えます。

そしてこの2モデルのカラーバリエーションは「伝説を持つカラー以外で展開されることが比較的多いため」マニアやコレクター以外の人にも手に取りやすく、ここ数年はナイキ取扱店舗でも店頭で選んで買えるようになってきているのがうれしいポイント。

また、さまざまなカラーバリエーションで新しい人たちに受けいられながらも、以前からののジョーダン1のイメージも大切にしながらの昔からのファンに対しても真面目に展開しているのもうれしい点その2だったり。

というのも先述したように公式からは(下図参照)「伝説に近しくほとんどマニア以外は見分けがつかないカラーウェイ」を多数展開、販売しているから。

このように手軽にエアジョーダン1 の気分を味わうことができる点で非常に高ポイントな2モデル(「ミッドカット」「ローカット」)をやっぱりいいなと思ってしまう理由がここにもありました。

illustration by Halolog 無断複製、転載を禁じます。

ただ「エアジョーダン1 ハイカット」の伝説モデルを好まれる傾向というのは相変わらずの状況であり、「ハイカットモデル」激戦の市場が変わったということではないためお間違いのないように。

この状況からも分かると思いますが人気の面で見たとき圧倒的でもあるのは やはりぶっちぎりでエアジョーダン1 の「ハイカットモデル」。

伝説を持った人気がある「エアジョーダン1 ハイカット」が出るとどうしても欲しい人の中には買えない人が出てきてしまうことがわかります。

だからこそ「ミッドカット」「ローカット」で気に入ったカラーウェイを公式で買って履いたらいいのではと強く思うんですけどねw

オリジナルのエアジョーダン1について

エアジョーダン1の1985年のオリジナルモデルというのは、その色や、素材にも理由があって作られていました。

ジョーダンの背番号に合わせて23色、もしくはそれ以上というふうによく言われていますが実際のところは正確な資料などもほとんどなく、ナイキの公式でも不明だったり。

現在までオリジナルとして販売され、セールス用サンプルなどまで含め、実物として発見されているカラーウェイは全22色ありますが様々な学校に合わせて作られたカレッジ / スクールカラーなどもあるので実際は23色以上の色が作られたという説が有力です。

NBAルーキーにして「シグニチャーモデル(専用モデル)」であり「ハイカット」と「ローカット」の2モデルを展開するというぶっ飛んだ仕様。

あまりの人気のため、後にレザーを使わずキャンバス素材に変えた廉価版としてAJKOというモデルまでも用意されたりもしました。

(「ミッドカット」は2001年の「ハイカット」の復刻後に誕生したので1985年のオリジナルにはモデルとして存在しません。)

  • 当時のNBA 規定違反のカラーリング(白が50%以下しか使われていない。)として最も有名な アウェー用 ブルズレッド(BRED)と呼ばれる ブラック / レッド をはじめ
  • ホーム用 シカゴカラー(CHICAGO)と呼ばれる ホワイト / レッド / ブラック
  • つま黒 ホワイト / ブラック / レッド
  • ロイヤルブルー ブラック / ブルー
  • 出身校でもあるノースカロライナ大学カラーをはじめワシントン大学などのカレッジ / スクール用カラー
  • メタリックスウッシュをまとったプレイヤーズカラーと呼ばれるモノ
  • ブラック / グレー(SHADOW) グレー / ブラック ホワイト / グレー ホワイト / ブラック といったモノトーンカラー
  • カスタマーメンバー用と言われているパテントを用いた 黒エナメル / ゴールド 

とはいえ言葉で言われてもイメージできないし、わかりにくいですねw

ということで、わかりやすく下にイラスト化してみましたw( illustration by Halolog 無断複製、転載を禁じます。)

こういうふうに並べられた状態というのはオリジナルを当時の現物で集めたマニアとかコレクターな人でもない限りあまり見られることもないと思います。

いろんなことが網羅されているWEB上であってもあまり見かけないのでイラストとはいえ必見ですよ。

自分でも初めて整理しながら描いたので「こうなっていたんだっ!」ていうことを知ったぐらいですからw

まずは当時の実存が確認されているカラーウェイでハイカット22色、ローカット2色の計24モデルになります。

※参考にさせていただいた資料ではSTORM BLUE = KENTUCKY-UNVだとも言われているのですが、当時の実物写真や復刻で違う色味に見えていたりと曖昧で分類がややこしいため、弊ブログでのイラストではわかりやすく別モデル扱いとしました。

illustration by Halolog 無断複製、転載を禁じます。

さらに、一般販売されていないサンプル品やカスタマーメンバーのみ対象とされたスペシャルモデル、実物が未確認ながら1985年の当時に作られたとされるカラーウェイまで含めるとここまでカラーバリエーションが膨らみます。

illustration by Halolog 無断複製、転載を禁じます。

というふうに実にたくさんのカラーウェイが存在することがおわかりいただけると思います。

ルーキーでありながらもこれだけの待遇ですから、1984年当時のNBAのルーキー選手の中でマイケルジョーダンという選手がナイキにとって本当に別格級だったこともわかりますね。

ここにあげたモノの実物があれば、おそらくジョーダンマニアやコレクターの方々にとってはきっといまでも見るだけでよだれが出るほどのオリジナルラインナップでしょう。

という、そのぐらい当時も今もすごい存在であるというオリジナルの「1」の存在は、発売から40年近く経った現在においても変わっていないのです。

デビュー時の「1」ですらこれなのですから、以来40年近くナンバリングされ続けてるシューズ「エアジョーダン」にもはや敵うシューズなどありませんっていうふうに言われることも頷けるのではないでしょうか。

と、ここまでの弊ブログの見解を見れば、気づいた方もいると思うのですが、要するにこの項で紹介したカラーウェイが『最も手に入りにくい、マニアやコレクター向け仕様のエアジョーダン1』ということになるのがわかりますでしょうか。

逆に言えば「この項で紹介したカラーウェイ」と「コラボでレアを煽るモデル」以外であれば『比較的買いやすいモデルということ』になるということ

他ではあまり見ることもできない一覧表なので貴重ですよと言ったのはこういう意味でもあるわけでしたw

ミッドカット、ローカットであればなおさらですが、ハイカットであってもこれ以外のカラーウェイであれば、おそらく少しは買いやすいはず。

一覧をじっくり見て、これらのカラーウェイと比較して、買いやすい自分が好きなカラーのエアジョーダン1をゲットしましょう。

まぁ、これだけの色が1985年当時に出ている時点でどんなカラーウェイであれ、オリジナルから少なからずインスパイアされた色ということになってしまうということではあるんですけどw

引退までは復刻をしないというのがナイキとマイケルジョーダンの契約だった

1度目の引退時であった94年にエアジョーダン1はビジター用のブルズレッド(BRED)ブラック / レッド  と ホーム用のブルズカラー(CHICAGO) ホワイト / レッド / ブラック の 2カラーが復刻されています。

ところがジョーダンがNBAにカムバックを果たすことで、2000年代以前のエアジョーダン1の復刻はこの94年の一度きりに留まります。

以降、2度目のスリーピート(3連覇)を果たし、98年に2度目の引退をするまではエアジョーダン1の復刻もなく、エアジョーダン1の本格的な復刻は2001年まで待つことになります。

そして2001年の再復刻を皮切りに以来20年以上に渡って、RETRO、OGとカテゴリ化され、ナイキからジョーダンブランドへとブランド名をも変え、色を変え、素材を変え、ミッドカットというモデルを増やし、さまざまなコラボなどをし続け…といった具合にエアジョーダン1の復刻はいまもみゃくみゃくと続いています。

いっそ定番、レギュラー化してオリジナルカラーだけいつでも買えるようにしてくれればいいのにナイキはそんな商売をしてくれませんw

ナイキもエアジョーダンというブランドイメージを下げることはしたくないので、絶対人気のカラーであっても再復刻までには相当な時間をあけるというスタンスをとって、人気をコントロールしています。

上にあげた絶対的人気のオリジナルカラーでさえも何年か経たないと復刻しないというこの20年、いやそんなの、1985年のオリジナルカラー版が出たって、みんなその色が欲しくて飢えているんですから、競争激しすぎて買えるわけがありませんって話でしょw

それでも、Haloもエアジョーダンは好きですから、何かいいカラーウェイが出れば買おう買おうと思っていたんですが、いかんせん出る復刻OGモデル、1985モデルがすべて予約抽選→落選、即日完売すぎて、全然買えるモノというか買えること自体がありません。

さらには最初の頃の復刻こそ、所縁ある色や形や素材で復刻されていましたが、20年もバリエーションを増殖させていればネタも尽きたのか、縁もゆかりも薄い謎のコラボを連発しているという状況に古参スニーカーヘッズとしてはお腹がいっぱいになるワケで、すっかり買うことさえやめてしまっていました。

エアジョーダン1 どこで買える、どこに売っている

じゃあ、エアジョーダン1を買うなら、どこで買えるのか、どこに売っているのか、そりゃあ知りたいですよね。

でも、エアジョーダン1を「定価で買える」ところというのは公式をはじめとしたいたって普通のところだけ。

それ以外のネットショップなどで見れば、魑魅魍魎渦巻く世界、プレ値で買わせようとどこもかしこも必死なのが分かると思います。

公式では2023年8月現在「ハイカット ¥19,250(税込) / ハイカットOG¥26,950(税込)」「ミッドカット ¥18,700(税込)」「ローカット ¥16,500(税込) / ローカットOG¥20,900(税込)」と記載があることからも、言ってしまえばこれ以上の金額を出す必要はまったくありませんってことです。

で本題の、定価で買えるショップはというと、

渋谷のジョーダンストア、各地ナイキ直営店、ナイキショップ(WEB、公式アプリ)、昔からナイキの直営をしているスポーツショップ、アトモスなどのスニーカーショップ、ABCの一部大型店舗などの各リアル店舗および各アプリといったところだけ。

見て分かるようにすごく普通のところだけという店舗ラインナップです。

基本的に「伝説を持つ」エアジョーダン1「ハイカット」「1985年のオリジナルカラー / 仕様の復刻版」「コラボモデル」のような人気モデルはナイキ公式の販売のタイミングまでのネットやアプリ抽選、抽選しないモデルは販売開始後の即購入(早いもん勝ち)、リアル店舗では販売日前の告知にて抽選日に抽選結果で購入権を得て購入をするのが基本。

(今でこそあまり見かけることもありませんが)発売時間までに店頭で並んで購入権利の順番を決める整理券配布などを経て購入ができたり、過去の人気モデルを持っていなければ買えないというよくわからないドレスコードがあったり(←何も持ってないビギナーに厳しい)というルールまで店舗によってさまざまあったりします。

このように人気モデルでの抽選なしというのはあまりなく、ほとんどの場合は抽選が主流となっているのでホント運が良かったら購入できますよレベルになっているのが現状。

で、「伝説を持つ」エアジョーダン1「ハイカット」のような人気モデルはブランドイメージを下げないように販売される生産数がコントロールされるためほとんどが少量に数を絞ってしか販売されません。

そのため販売開始→即売り切れになるのが当たり前なんです。

どうりで人気モデルである「伝説を持つ」エアジョーダン1「ハイカット」が店頭に並んでるのを見たことがないというわけですね。

なので、最初からまったくの無理ゲーに参加する気持ちじゃないと参加してもメンタルダメージを受けるだけになりますので気をつけましょう。

「伝説を持つ」エアジョーダン1「ハイカット」が欲しい人は、基本「買うことができなくて当たり前」「もし買えればラッキー」ぐらいの心でいることが大事なのではないかと。

ましてや自分が欲しい「伝説を持つ」エアジョーダン1「ハイカット」をすべて手に入れることなど普通に考えて到底できることではないのもわかると思います。

次回、また自分が欲しいモノが出てきたらまたその時に買えばいいぐらいのことなので、買えずとも割り切ってすっぱりとあきらめることも大事なことだと。

これを読むだけでもやっぱり、買うということだけで相当疲れるし、しかも人気で手に入れることが相当むずかしいという「伝説を持つ」エアジョーダン1「ハイカット」を買うということをするより、「ミッドカット」と「ローカット」で気に入ったカラーウェイを欲しいときに定価で気軽に買って履くというほうが正解なような気がしてきませんか。

2023年8月現在、公式上では弊ブログがおすすめする「ミッドカット ¥18,700(税込)」、「ローカット ¥16,500(税込)」となっています。これらと大きく金額が変わるなどの場合は一度考えてからの購入をお願いしたく。

とはいえ最終的に購入するのも、どこで買うのかも、あなたの判断なのでこれ以上どうともできませんが、弊ブログとしてはできるだけ定価で買えるところで買うことをおすすめします。

エアジョーダン1 ミッドカット

エアジョーダン1 ローカット

エアジョーダン1 は「ダサい」「カッコ悪い」のか

これ、エアジョーダンに限らず、いろんなスニーカーの名前を検索で打ち込むと「〇〇〇〇 ダサい カッコ悪い」という感じで大概サジェストされて出てくるんですけど何なんでしょうかw

「エアジョーダンを履いている自分がダサいというふうに見られないか」ということを不安に思っているのだ思うのですが、だとすれば、答えは間違いなく思われませんしかありえないです。

それは40年近く続いてるってことが何よりの証拠ではないかと思うワケでして。

毎年ナイキの最新技術を搭載して出てくるナイキのフラッグシップとも言える歴代のエアジョーダンがダサいということであれば、そんなのとっくの昔にナイキから発売されることも無くなっているはずです。

しかも多様化の今にあって、何を持って『カッコいい』『カッコ悪い』なんていうのはホントに個人のスタイルとセンスに左右されると思うので、個人的にはこんなこと1ミクロンも気にする必要はないと思ってしまいます。

たとえそう思う人がいたとしても、その人のスタイルの中に「エアジョーダンというセレクトがないというだけ」なんですから。

アディダスしか履かない人にとってはナイキはダサいスニーカーかもしれませんし、ナイキしか履かない人でもそれ以外の他社スニーカーをカッコいいと思う人もいる。

ファッションセンスが高い職業の人であっても革靴が得意な人もいるし、アウトドアが得意ジャンルの人もいる。

ランニングが趣味でランニングシューズを普段から履く人にとっては、そもそもバッシュを履くことにすら興味がないだろうし、そういう人であれば最新のエアジョーダンであっても選択肢にはならないでしょう。

こんなふうにエアジョーダンを履いているあなたとスタイルとそのセンスが100%マッチする人なんかいないってことなので自信を持って履きましょう

もちろん他人から「あなたにはエアジョーダンはぜんぜん似合わない」とゴリ押し決められることもありませんし、逆にそれってどういう状況なんでしょうか。

大事なのは「自分が履きたい」「自分はこの色とかたちのエアジョーダン」が好きなんだということだけです。

大事なことなのでもう一度言います。『 ダサい、カッコ悪いということは絶対にありえません。自信を持って履きましょう。

「リーバイス501」の投稿時にも話をしたように「リーバイス履いてるんだ、ダサいね」という人がいれば、その人はジーンズをあまり知らないか穿かない人なんでしょう。

「エアジョーダン1」という冠がついている時点でスニーカーとしてはもう『キングオブスニーカー』なので、冠のないスニーカーよりも『カッコ悪い』ということは100パーありえません。

ましてや「ハイカット」「ミッドカット」「ローカット」での好き嫌いや良い悪いなんて狭い話すぎますw

そんなの知らない人から見れば全部同じ「エアジョーダン1」なんですから。

『1』〜『38』まである同じエアジョーダンというシューズの中で、人気でいえば常に TOP3の中にいる「エアジョーダン1」をダサいと言える人って、考えてみても、マイケルジョーダン氏本人ぐらいじゃなきゃ言えない感じじゃないでしょうか(ありえなさ100%ですがw)ってことなんです。

つまり、「エアジョーダン1がダサい」と「思われる」 or 「思われない」でいうと間違いなく思われませんです。

現場からは以上です。

エアジョーダン1 に 白黒のカラーウェイ(パンダ)が出た

買ってしまいました。

買ってしまったというか、おそらくオリジナルのハイカットにもあるカラーでそこそこ人気あるカラーウェイなのでラッキーにも買えたといった方が正しいかもしれません。

それがこの『 WMNS AIR JORDAN1 LOW 』『 WMNS AIR JORDAN1 MID 』White / Black-White(通称パンダ)。

エアジョーダン1と同じくナイキのレトロバッシュとして人気の「ダンク」で絶大な人気ある白と黒のコントラスト配色。

その人気の配色をまとった「通常版」エアジョーダン1の「ローカット」と「ミッドカット」バージョンになります。

カラーウェイこそパンダという人気のある配色を取り入れていますが、そもそもこのパンダ配色というのは「ダンク」で有名になったので、エアジョーダン1でも元々は普通に White / Black (白黒)と呼ばれていました。

1985年オリジナル発売当時のエアジョーダンからの出典もハイカットのみが確認されており、ローカットでは販売自体されることがなかったカラーウェイでもあります。

おそらくオリジナルでのハイカットかつ同じくモノトーンで最強有名なのは、通称「SHADOW」というブラック / ソフトグレーでの配色でしょう。

その「SHADOW」と比べてみてもこの白黒配色は特にスペシャルな伝説もないという存在で、伝説ある他のハイカットオリジナルカラーの中で見ればまったく地味な存在だったりします。

つまり今回購入したモデルはパンダ配色という特徴以外には、エアジョーダン1では特にこれといった伝説のない、ただの白黒配色のカラーバリエーション「通常版」として販売される「エアジョーダン1のローカットとミッドカット」ということになるわけです。ややこしい。

なぜ「通常版」というふうに言われるのかというと、85年オリジナルのローカットではこのカラーウェイモデルが存在していないから。

オリジナルのローカットでこのモデルが存在しているのならば『 WMNS AIR JORDAN1 LOW OG 』White / Black-White なりの品名で販売されるというのがその理由。

これについては、もしOGであった場合は間違いなく争奪戦だったでしょうから、OGでなくてむしろ非常にラッキーだったと思いますw

とはいえ、ただの白黒配色といいながらも、見るからにダンクのパンダ配色のように日常の中で取り入れやすいことや、エアジョーダン1という点でおそらく売り切れるぐらいには人気のカラーウェイであるのは間違いないところ。

あわせて白黒大好き弊ブログにとって「自分には特に刺さる配色だったこと」が購入の大きな決め手となりました。

白と黒のコントラストを持つスニーカーは、ダンク、スタンスミス、スーパースターと最近この配色のスニーカーを好んで買っているHaloが個人的にいま一番かっこいいと思う配色。

その配色 / カラーウェイのエアジョーダン1 なんですから自分に刺さらない方がおかしいって話です。

発見時には頭の中で、

「白黒は何にでも合わせやすいカラーウェイでもあるので、よかれ悪かれ、エアジョーダン1ということも相まって、近々にも売り切れてしまうこと必至だぞ。」

「じゃあ、どうする」「今ならマイサイズもある」「これ以外に他に欲しい配色が出てくる→いやしばらくはない」

そんなことを、小一時間じっくり考えてみて最終的に買うならサイトを覗いた時点で定価で在庫のある「今」しかないと判断しました。

というわけでナイキ様、ブランドジョーダン様、素敵なカラーウェイに巡り合わせてくれてありがとうございます。

ポチリ。

いつ以来でしょうか、いやほんとに久しぶりにエアジョーダンを買いましたよ。(案の定ですが、後日購入したサイトを覗いてみたところ、やはりこのカラーウェイのモデルは完売でした)

次項ではラッキーにも買うことができた理由をいくつか考えてみたいと思います。

エアジョーダン1 パンダカラーを買えたのはラッキーが重なったから

このモデルを今回ラッキーにも購入できた理由はと言われたら、「伝説のないカラーウェイだったから」ということが理由なのではないかと前項ではお話ししました。

ただ、購入したモデルは即日とはいかないまでも数週間ぐらいで完売するほどには人気のあるエアジョーダン1 のカラーウェイだったようで、その理由だけで買えたってことでもなさそうです。

考えられる理由を一つずつ探ってみましょう。

まずパンダという白黒のカラーウェイですが、白と黒の配色は1985年のオリジナルのローカットでは確認されていません。(ミッドカットにいたってはオリジナルでは存在しない)

どちらかといえばこのカラーウェイ自体、ダンクの人気カラーであって、モノトーンでの服との合わせやすさや履きやすさなどもあって街中では「ダンクですごく見かけるカラー」という認識がナイキファンの中にはあると思います。

この配色がオリジナルに存在するハイカットのエアジョーダン1 での復刻としての販売であれば、おそらく買えることはなかったと思います。

(実際に2月に同じカラーウェイの「ハイカット」の復刻版85が出た時は一瞬での即完売となっています。)

つまり「1985年のオリジナルのローカットでのカラーウェイとしては存在していないこと」が買えた理由であることがわかります。

そして次に考えられる要因として「WOMENS」だったのもラッキーだったような気がします。

ナイキは多様化の中でユニセックスサイズなんかもあたりまえに推進、展開しているオピニオンリーダー的スポーツメーカーなので、モデルによって男女ともに履けるサイズ展開をしていたりします。

WOMENSでありながらもUS12程度までサイズ展開されていることもあり(モデルによっては)男性が履けるモノが存在するのは嬉しい配慮。

しかもモデルによってはWOMENSで先行発売となることがある最近のカラーバリエーション展開での販売方法でもあるため、マニアが多い男性コレクターの方にとってはスルー案件、そうしたマニアな方々にもしばらく見つからないということがあったのではないかということです。                                                                           

そして決め手となったであろう大きな理由としては「エアジョーダン1 の人気度では低めの「ローカット」「ミッドカット」であったこと」が考えられます。

前項でもお話ししたように、人気という点でいえばハイカット7割、ミッドカットとローカットで3割ぐらいの比率かなと。

なので、さすがのエアジョーダン1といえ「ローカット」「ミッドカット」であれば競争の確率は減るのだということを今回の購入でもあらためて感じることができたわけです。

illustration by Halolog 無断複製、転載を禁じます。

ということで今回の購入についてをまとめると、「伝説のない配色」「WOMENS」「ローカット、ミッドカットモデル」という偶然が重なったので買えたのではないかという推測になります。

ほぼほぼこの3つの理由が大きいのは間違いないと思うのですが「個人的見解として」はもうひとつ理由があったりします。

言ってしまえばしょうもないことなのですがそれは何かというとですねw

Haloがおじさんだったことで「ローカット、ミッドカットのほうが履きやすくて最高マン」になっていたという4重奏目が偶然に加わったことも大きかったと思うんです。

なぜなら「ハイカットって履くのめんどくさいですやんw」ってことなんですけど。

わかってもらえますかね、日常に楽ちんを求める自分にとってのこの感じ。

そうなんです。

「ハイカット」のエアジョーダン1は脱ぎ履きが大変、という意味で「ローカット」「ミッドカット」は楽ちんサイコーおじさんに非常にやさしいモデルなんですw

「ローカット」だけのいい点でもうひとついうなら(こんなこというと怒られるかもしれませんが)「ハイカットを履いているおじさんはサマになってませんよ」ってことでしょうか。

エアジョーダン履いてる人ってなぜだか結構目に入ってくる(シューズとして目立つ)と思うんですよ。

ここで「自分が履いているのはレアで手に入りにくいジョーダン1ですよ〜」って、テンション高くエアジョーダン1を履いているおじさんをイメージしてみましょう。

Haloは自分がテンション高く履いているのを実際に街でやるのは寒すぎて凍えそうです(誰も見ちゃいないこともわかっているけど)w

ヒップホップやスケータースタイルで短パンにハイカット合わせるとかできればカッコいいけど、そんなカッコしたクールなヒップでホップなおじさんなかなかいないっしょ。

さらに言っちゃうと普通におじさんで「ハイカット」のエアジョーダンをこなせる人もほとんどいないでしょ。(←いたらごめんなさい) 

ロングパンツ、短パン、ジャージ、どんなパンツでもOKな深い懐を持っている「ローカット」の方が最高じゃんと思えるようになったのもこういう理由だったり。

「ミッドカット」も「ローカット」までではないけれど、バチバチでギンギンのエアジョーダン1「ハイカット」よりは、脱ぎ履き、気軽に履けて使い勝手もいいですしw

そういう意味で言えば今回エアジョーダン1も買えたし、おじさんでよかったと言わざるをえませんw

みなさんもエアジョーダンを自分の好きな色で買えるというのはそのときの偶然でもあり、ラッキーがあなたに来ているということなので購入のチャンスをぜひ逃さないようにしましょう。

エアジョーダン1 「ローカット」「ミッドカット」についてもう少し

今回レビューする「ローカット」「ミッドカット」についてもうちょこっと触れておきます。

オリジナル時代の1985年からその存在が2色確認される「ローカット」ですが、人気という点でいえば「ハイカット」で7割、「ミッドカット」2割、「ローカット」1割ぐらいの比率でしょうか、地味すぎるローカットモデルの人気は、エアジョーダン好きでもほとんどいないと思われますw。

どうしたってエアジョーダン1の「ハイカット」が、エアジョーダンというスニーカーそのもののイメージリーダーとしての存在感を出していることやナイキバッシュのフラッグシップかつトップ=エアジョーダンというイメージを持つ人が非常に多くいることはいまさら間違いない事実でしょう。

さらにバッシュとしてのデザインも完成されていて映えるため「やっぱ買うならハイカットだな」となるのは当然であり、「ローカット」だと「ダンクかと思ったら、ジョーダンにローカットもあったんだ」という感じに思われがちなんだと思います。

だからというかなんというかどうしても男性目線で見ると「ローカット」の人気がない点に関しては仕方がないことだと思ってしまいます。

ただこの2、3年の中でナイキがエアジョーダンを販売する流れとして、主にWOMENSでカラーを様子見で先行販売 → WOMENSで好評であればメンズにも展開販売という感じでのローカットのカラーバリエーションを増やしながら販売しているというのは先述したとおり。

この流れを見ているとローカットって自由なカラーリングが受け入れられたことで男性より女性に人気があるんだなって思います。

ジョーダンの現役時代を知らないことで「ジョーダンが使った」とか「ジョーダンが履いた色」なんていうこだわりより「自分の好きな色を買う」という買い方が普通にできる時点ですばらしいじゃありませんか。

1985年のオリジナルカラー(前項参照)なんて関係なく自分の好きな色を普通に選んで買う、そしてそれが自分にとっていい買い物をしたと思えるのであれば、エアジョーダンの新しい購入層を探しているナイキにとってはWinです。

さらに好きな色を買えた購入側もWinと思える販売のかたちを生み出すことに成功したということであれば、お互いWinWinのかたちなのは間違いありません。

で、お伝えしている通り今回Haloが購入してレビューするモデルもWOMENSでの展開モデルでした。

そう考えるとナイキの販売策にうまいこと乗せられてしまった、つまりはナイキの掌の上に乗っかっちゃた!てことになりますね。ありがとうございましたw

この現行の「ローカット」について、さらに追記しましょう。

今回購入した「現行ローカット」ですがデザイン自体はかなりオリジナルに寄せてはいるものの、実は細部ディティールが全然オリジナルモデルと違うという点でRETROやOGのような純粋なモデルの復刻版ではないということを知っていますでしょうか。

ということもあってか、実はこの「現行ローカット」1985年のオリジナルモデルの復刻を好むマニアやコレクターの人たちからはあまり注目を浴びることがない製品だったりします。

考えると実に不思議なモデルでして、

おそらくはナイキ的に「ナイキの復刻ではない「ジョーダンブランド」が販売するエアジョーダン1「ローカット」としての現代版モデル」というかたちで販売されている、展開しているということなのかと。

これは最近のエアジョーダンシリーズにおける「カラーバリエーション展開」が、この「エアジョーダン1現代版ローカットモデル」で非常に多く展開されていることや、これをエアジョーダン1のローカット「通常版」ということで総称して扱っていることからも伺えます。

さらにはエアジョーダン1 LOW OG という復刻モデルが以前からちょいちょい販売されていることからも、同じローカットでありながら「通常版」と「復刻版のRETROやOG」は明確に違うモデルとして扱われているということがわかります。

「OG」というのはオリジナルの意でして、つまりは昔ナイキで販売した85年オリジナルの1の「ローカット」をまま復刻しましたという「デザインや形、色、ディティール、素材などを当時のまま復元して作りました」という意味のモデル。

つまりは同じエアジョーダン1のローカットでありながら、「通常版」と「復刻モデル」を分けて販売しているわけですね。ややこしい。

そして「現行ローカット」と「OGローカット」は並べないと気づかないような(相当なマニアでなければ)全く気にしない点に違いがあったりします。

それがどういう部分かというと、大きく2箇所。

違いを以下にイラストで書きだします。

「通常版」はタンの部分が「OGでは標準のNIKE AIRの布タグ仕様ではなくジャンプマンの刺繍になっているところ」と「OGでは後ろ上部にウイングマークがプリントされる位置が下に設けられており、プリントではなく刺繍のウイングマークが施され、マークの大きさも大きい」というところです。

illustration by Halolog 無断複製、転載を禁じます。

まぁ、言ってはみたものの、割とどうでもええやんというところだと思うので、知らない人は知らなくてもまったく困ることはありませんねw

「ミッドカット」の場合は同様にタンが「NIKE AIRの布タグではなくジャンプマンの刺繍や布タグ」になっていたり、後ろのヒール部分に「ジャンプマンやウイングマークがプリントや刺繍されることが販売されるタイミングによってまちまちある」ということだったりします。

本項でお話した点についてはおそらく1985年オリジナル至上主義の人以外には気にする人はほとんどいないと思いますが、そういう人である場合のみ LOW OG が改めて復刻されて販売されるタイミングまで「待って」から買っていただくのがよろしいかと思います。

ちなみにHaloはまったく気にならなかったですw

ナイキ製品につく謎の英字表記、用語を解説

前の項までに「RETRO」だの「OG」だのなんだのといきなり出てきたナイキの製品に使われる謎の短縮された英頭文字になにそれ、意味わからんってなりませんか?

そんな方々のためにこの項ではよく見かける用語を簡単に解説しておきます。

  • OG(オリジナル):昔ナイキで販売した製品をオリジナルと捉え、当時の色や素材を含めて忠実に復刻しましたの意。デザインや形以外の色や素材といったディティールまでも当時のオリジナルモデルに近づけて復刻していますという意味ですが、最近は割と色や素材などが曖昧である場合もあります。エアジョーダン1 におけるOG仕様のタンタグはNIKE AIRであることが多いです。
  • RETRO HI 85(レトロ ハイ 85):上記のように複雑、曖昧化してしまったRETRO OGモデルを2020年に再構築。OGのハイカットモデルよりも85年のオリジナルディティール、シルエットに近づけた現在のところ究極の復刻モデルに付けられる名称表記。
  • RETRO(レトロ): 復刻の意。昔ナイキで販売した製品の形やデザインを復刻しましたの意味です。あくまでデザインや形をそのまま復元して作りましたということで、色や素材、ディティールまで再現したモノではない場合があります。エアジョーダン1 におけるRETRO仕様のタンタグはジャンプマンであることが多いです。
  • SP(スペシャル):ナイキから特別なタイミングで販売される記念モデル、従来とは違うという意味で、細かい点が変更されるなどアップデートされるモデルが多い。
  • SE(スペシャルエディション):ナイキの通常モデルとは違う形で販売される特別仕様のモデル。
  • PE(プレイヤーズエディション)通常モデルを使用する選手のために使いやすくカスタマイズした選手仕様のモデル。
  • QS(クイックストライク):ナイキが選んだ特別な店舗でコラボモデルや貴重なモデルを特別仕様や数量限定として販売するかたちのモデル、レア度高し。
  • PRM(プレミアム)通常モデルで使用されている素材よりも良い素材を使用したモデル。次のLUXとは細かい部分で違う扱いとされる。
  • LUX(ラグジュアリーパック)通常モデルでは使われない貴重な素材や高級素材を使用してアップデートしたモデル。コラボなど数量限定のモノも多くパッケージなども特殊BOXなどが使われることがある。
  • NRG(エナ(ル)ジー)既存のモデルを最新の技術と素材でアップデートしたモノに使われることが多いです。

多く流通している英頭文字としてはこんな区分になります。

もちろん値段もそれぞれ「通常モデル」よりはお高くなる印象であるため、個人的には「通常版で気に入った色」があるならそれを購入するのが一番いいような気がします。

ということで、みなさんも購入時にこれらの英頭文字がついていた場合は値段とご相談の上で購入ください。

エアジョーダン1 ローカット、ミッドカットの実物とそのサイズ感

はい、着弾したBOX。

ジョーダンによくある黒箱かと思ったらWOMENsだからの白箱なんでしょうか。

久々すぎてわかりませんw

製品タグ。

天然皮革、合成皮革、合成繊維です。合成部分が多いので間違いなく劣化しますねw ご使用は旬のタイミングでお早めに。

ミッドカット横から、

ローカット横から、

ミッドカットとローカット正面から、

ミッドカットとローカット後ろから、

右:ローカット通常版のほうは贅沢にもウイングマークが刺繍だったりします(OG版はプリント)

ミッドカット上から、

ローカット上から、

エアジョーダン1専用ソールパターン

ベンチレーションホール

ミッドカットサイドのウイングマーク

エンボス加工にプリント載せという贅沢仕様のウイングマーク

ジョーダンブランドの特徴。

ローカットのタンはジャンプマンの刺繍のみでAIRの文字もなし( 1985年オリジナル / ローカットOGは NIKE®AIR®タグ )

ミッドカットのタンはジャンプマンとAIRの布タグ

エアって布タグや名前にしか入っていないけど今のソールにもエアユニットが入っているのかは正直、謎です。

以上、大満足。

できれば5年以上(加水分解が起きるまで)は付き合っていけたらいいなぁと思っています。

ところで最後に、エアジョーダンの購入時に気をつけたいのはサイズ選び。

ジャストサイズで選んだ場合、一般的に甲高足幅が広いと言われる日本人にとってはエアジョーダンはおそらく足幅が狭く感じる人が多いシューズだと思われます

というのもシューズのベースとなるラストがマイケルジョーダン氏の足型を基にしているから。

もちろん専用モデルですからマイケルジョーダン氏の足形が基になっているのは当たり前なんですが、トップアスリートでもあることやマイケルジョーダン氏の好みである「素足感」の再現も加わって「シルエットも全体的に細め、薄め」に作られているというふうに言われています。

なので自分の足幅が広いと思っている人はいつも履いているスニーカーのサイズよりもハーフ、場合によっては1インチアップした方が楽ちんだと思いますね。

今回購入したのはWOMENSサイズですので注意点がもうひとつ。

Haloの場合、通常ナイキの製品は 男性サイズ27.5cmでUS 9 1/2を購入しています。

ナイキの製品でWOMENSサイズを購入すると木型が少しタイト気味に作られていることや、インチ表記の男性サイズとの違いがあるため、そのままWOMENSサイズ US 9 1/2 で購入した場合はキツく感じることになります。

そのため男性サイズから0.5cmサイズアップした28cm WOMANS で US 11を購入しておりますので、購入の際はくれぐれもご注意ください。

女性用サイズ表記は男性と少し違うので注意しましょう

Haloの足幅は自分では意外と細いと思っていることもあって、エアジョーダン1であってもめったに気になることはありませんが、日によって小指の外側が当たりやすいかもと思う時があることもあるので、その時はヒモで調整しています。

あとみなさん気にすることとして、シューズとしての「履き心地」でしょうか。

令和の時代であるいま、決して悪いという「履き心地」ではありませんが、正直にいうとものすごい快適な「履き心地」ということでもありませんw

言ってみれば「可もなく不可もなく」今のスニーカーでいえば標準的な「履き心地」だと思います。

とは言っても、40年近い昔のハイテクスニーカーですから現在最新のハイテクスニーカーと比べればその差は歴然なのも仕方がないところじゃないでしょうかという感じです。

いいところを差として分かりやすくお伝えするなら「同時代のダンクやターミネーターよりはエアユニットが入っている分、クッション性が若干優れる。」

「エアフォース1よりもソールが薄いため、ダイレクトに地面を感じやすい。」というところの差があるといえばわかりやすいでしょうか。

疲れにくい快適なスニーカーを欲しいという方は同じエアジョーダンであれば最新モデルをおすすめしたいところですし、履き心地や快適さを第一優先するという方であればメーカー違えどニューバランスの2000番台とかの方が間違いないかもしれません。

40年のスニーカーの進歩ってそういうものですから、たとえエアジョーダン1であっても仕方がない部分なのではないでしょうか。

エアジョーダン1 ローカット、ミッドカットまとめます

なんとも長くなってしまいました。

ここで14項目!です。

ジョーダン2回目の引退時のエアジョーダンのナンバリングにまでなってしまったのでそろそろまとめたいと思いますw

スニーカーブームと呼ばれるようになってこれまでの期間、オリジナルに近しいエアジョーダン1 ハイカットは復刻されてもまったく買えなくなっていた状況がありました。

そしてそれは残念ながら今でも続いています。

ホントに欲しいモノが好きな時にホントにほしい人が買えることができればいいとは思いつつも、いまだエアジョーダンにそれを願うことはできそうにありません。

そんな状況はイヤだと思う一方、でもそれは仕方のないことなのかも知れないなぁと思ってしまうふうにも考えます。

自分自身もあまり考えることはありませんが、実はこうした状況を作っているのは私たち購入者自身であることを忘れてしまいがちだったりします。

メーカーは、需要があれば需要を満たすために生産量を増やします。

でも需要の全てを満たしてしまうと以降は売れなくなってしまうという問題を常に抱えます。

売れなくなればブランドイメージを維持することが難しくなることもあって、メーカーはそうならないよう、さまざまなアプローチでブランドイメージを保つようにすることを考えます。

「小出しで、数を絞って、限定的に」と手を替え品を替えるアプローチをとる意味もそこにあるのではないでしょうか。

それでも毎月、毎週の限定という販売スタイルに消費者がついていくことができなくなればブームも落ち着いていかざるをえません。

本格的な復刻がはじまった2001年からスニーカーブームを20年以上もの長きにわたってをブームを牽引し続けてきたエアジョーダン1ですらこの先、落ち着くこともあるかもしれません。

そのくらいブームの先のことなんて誰にもわからないことなんです。

であるにもかかわらずさまざまなスニーカーのローンチペースは今も加速し続けている状態にあります。

そんな中、本投稿で紹介した伝説カラーではない新たなエアジョーダンが多く発売されてきたということは、ナイキが新しい消費者へのアプローチを強化していることを感じさせてくれます。

古参のスニーカー好きから見れば寂しいことながらももうマイケルジョーダンの現役時代を知る人が少なくなっているいま、エアジョーダンというブランドを存続させていくために、新しい購入層へのアプローチはやっていかねばならないこととして当然のこと。

ナイキがなぜ今、定番カラーや伝説にこだわらないカラーウェイのモデルを多く出しているのかというのも「エアジョーダン1の新しい購入層」を探しているからであるのはおおよそ間違いなく。

定価で売っている自社製品がいくら高く転売され、そんな状況がずっと続いたとしても、ナイキにとっては全く儲けになりませんから、当然「エアジョーダン1の新しい購入層」を探すことはナイキにとっても急務だったと思われます。

そしてエアジョーダン1を新しく求める購入層も「いままでような伝説やレアな価値はいらない」「手に取りやすいジョーダンが欲しい」という新しい考えを少なからず持っていて、ナイキのその新しいアプローチを受け入れました。

つまり今は「新しい購入者とナイキの思惑が一致した」状態。

まさにナイキからの新しいアプローチが市場に受け入れられて来たという状況が始まったとも言える状況なんです。

「購入することさえ難しかったエアジョーダン1を気軽に選んで履ける、アディダスのスタンスミスと同等のスニーカーに変化してきている」と受けとることができる、「エアジョーダン1をホントにほしい人が買えることに一歩近づいた」という期待すら感じさせてくれる状況が生まれたのです。

新しい購入者となっている人たちは、コレクターやレア物を狙う人じゃなく、エアジョーダン1をスニーカーとしてきちんと見て、きちんと購入し、きちんとスニーカーとして履ける人たち。

そういうエアジョーダン1をまっとうに履いてくれる人に向けてナイキが送り出してくれた新しいアプローチをこれからもぜひ受け入れつづける市場であって欲しいなと思います。

まだまだ一部ではあるものの、市場で好評に見える「このアプローチ」でとうとう伝説に頼らずとも売れる新しいエアジョーダン1をナイキは創り出したように思えます。

オリジナルに近いけどオリジナルとは違う『あり』な良色、今までのジョーダンでは考えられないすごくカラフルでカッコよかったり、可愛らしかったり、ピーキーな色使いもあったりというさまざまな展開には個人的にも非常にいいアプローチだと感じずにはいられません。

公式、公認店舗、WEB、アプリそのどれであっても、じっくりとゆっくりと選ぶことができる点においても、すでに新しい購入層を取り込み、受けいられている様子を見て、さまざまな人が手に取れるようなこうしたアプローチをナイキにはずっと続けて欲しいなと、素直にジョーダンを愛する1ユーザーとしては願ってしまいます。

今回、購入できたエアジョーダン1 「ローカット」「ミッドカット」のパンダはまさにこの流れの中で出てきたエアジョーダン1 であり、Haloにとっては今まさに履きたいエアジョーダン1 でした。

そうやってたどり着いた結論は「なぁんだ、別に日々の中で履くこと考えれば、レアとか伝説とかじゃなくても全然いいんだ。」ということでした。

つまりはそういうこと。

で、最初に言っていた結論に戻るわけです。

それが、

『レアとかプレミアムとか関係なく自分が好きなカラー、モデルのエアジョーダン1を買って履いた方が毎日の気分もあがって絶対楽しいですよ』ってこと

レアとかプレミアムとか関係なく、そして伝説や蘊蓄なんてもちろん必要なく、エアジョーダン1という「キングオブスニーカーを履いている」という思い、何より自分が気に入って買ったという事実、「あなたが選んだエアジョーダン1をあなたが履いている」のですから、モデルが「ハイカット」「ミッドカット」「ローカット」なんてことも関係なく、シンプルに『 かっこいいエアジョーダン1を履けてうれしい!楽しい!』以外の気持ちはありえないじゃないですか。

だからこそ自分が好きな色のエアジョーダン1を見つけてラッキーにも買うことができたのなら、みなさんには絶対に履いて毎日を過ごすことをおすすめしたいと思うんです。

きっと気分がアガる楽しい毎日を過ごせるはずですから。

2023年8月現在、弊ブログがおすすめする公式上の価格は「ミッドカット ¥18,700(税込)」、「ローカット ¥16,500(税込)」となっています。これらと大きく金額が変わるなどの場合は一度考えてからの購入をお願いしたく。

とはいえ最終的に購入するのも、どこで買うのかも、あなたの判断なのでこれ以上どうともできませんが、弊ブログとしてはできるだけ定価で買えるところで買うことをおすすめします。

エアジョーダン1 ミッドカット

エアジョーダン1 ローカット

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