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【ショックス エアロペクス】外出時のウォーキングやランニングで骨伝導ヘッドホンを使うのはどうでしょう【あんしん】【Shokz Aeropex】

最近、街中でも骨伝導ヘッドホンを見かけることが多くなりました 。

とはいえ使ってみたいけど、骨伝導ヘッドホンってどんな商品なんだろう?音はどんな感じで聴こえるの?ほんとに使えるの?

そう思っている人もまだまだ多いのではないでしょうか。

今回はそんな疑問に応えてくれる骨伝導ヘッドホンShokz Aeropex(ショックス エアロペクス)を紹介します。

さっそくどうぞ。

※2023年現在、Shokz Aeropex(ショックス エアロペクス)は販売終了しているため、本Aeropex(エアロペクス)に急速充電機能を搭載した後継機、『Open Run / オープンラン(急速充電版)』を検討するのがいいでしょう。

結論を先に言うと『間違いなくおすすめ』

骨伝導ヘッドホンShokz Aeropex(ショックス エアロペクス)、いきなり結論を先に書いてしまいますが、自信を持っておすすめできるいい製品です!

とはいえ、いいです!だけではよくわからないと思うので、次項から「なぜいいのか」をわかりやすくお話ししたいと思っています。

長くなるので、製品レビューだけで良い、途中すっ飛ばしたい方は目次のお好きなところから、もしくは「Shokz Aeropex(ショックス エアロペクス)について

まで飛んでいただいた方がいいかもしれません、よろしくお願いします。

いきなり脱線します

Aeropex(エアロペクス)の話に入る前に確認しておきますが、アップルのAirPods Pro(エアーポッズプロ)って最高ですよね。

Haloはアップル大好きマンなのでAirPods Pro(エアーポッズプロ)もちろん使っています。

ワイヤレスでインナーイヤー型イヤホンという小さなサイズの中にノイズキャンセル機能搭載という、音楽や音そのものに対して最高に没入できる製品です。

このエアーポッズプロという製品が数あるワイヤレスイヤホンの中でも間違いなくいい製品であるというのは、日常で見かける装着率、普及具合を見れば誰もが認めるところだと思います。

iPhone(アイフォーン)やアップル製品とのシームレスな連携スピードとお手軽感。

音楽再生で、映画で、サブスクで、YouTubeで、ゲームで、電話の通話でといった音だけの世界と時間。

没入感を伴うノイズキャンセルの恩恵を受けているサウンドを聴いているときって至福の時間といっても過言ではないですよね。

その快適さと便利さは一度使えば、AirPods Pro(エアーポッズプロ)無しではいられなくなるほどです。

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じゃあ、そんな素晴らしいモノに「弱点」がないかと言われたら、ここから話すポイントに、きっと思い当たる方もいるんじゃないでしょうか。

カナル型イヤホンで移動中やランニング中のノイズキャンセル使用はやめましょう

「弱点」といいましたが、それは使う人の行動時に注意することで回避できることでもあります。

特に気をつけたいのは「外での徒歩移動中やランニング中」、「自動車、バイク、自転車などの運転時」など。

つまり『そのとき、AirPods Pro(エアーポッズプロ)で音楽に没入していると周りの音が聞こえなくなっている状態ということ。』

これこそ、まさに最高の機能がゆえに起きてしまう最大の弱点。

アップルもおそらく、そんな使い方を想定、推奨はしていないはずです。

でも、前述通り着けて歩いている人、走ってる人をたくさん見かけるというのも事実。

もちろん外音取り込みモードで使用している方も多いと思いますが、中にはノイズキャンセルモードのまま使用している方も結構いるんじゃないかと思います。

その使い方をしてる人の中には「ワンタッチで外音取り込みモードも切り替えできるじゃん!」という方もいらっしゃると思います。

では、次はどうでしょう。

あなたは一車線ほどの道路を歩いています。

ノイズキャンセルのかかったいい音でクリアーな音楽を聴いている時、車が後ろからやって来たらどうします?

とっさのタイミングに瞬時に外音取り込みに切り替えができるでしょうか?

はいこれです!

最近のEV車なんかはエンジン音もものすごく静かですから、インナーイヤー(カナル)型で、しかもノイズキャンセルで音楽を聴いていれば、近くに来るまで気づくことができない可能性は非常に高いと思います。

100歩ゆずってヘッドホンなら耳からずらせば、カンタンに外音も聞こえるようにできると思います。

ところがAirPods Pro(エアーポッズプロ)のようなインナーイヤー(カナル)型のワイヤレスイヤホンはとっさのタイミングではずす行為をするのは落としたりする危険もあり、とっさの取り扱いってすごくむずかしくないでしょうか?

まさにそんなときに使えるヘッドホンとして、骨伝導ヘッドホンをおすすめしたいんです。

簡単にいうと周りの状況に注意をはらうといった使用の仕方ができるヘッドホンが骨伝導ヘッドホンなんです。

詳しく見ていきましょう。

骨伝導ヘッドホンってそういえば

昔からずっと骨伝導という技術はありました。

この技術がメジャーになったのは「骨伝導ケータイ」というガラケーがメーカーから商品化された2000年代始めぐらいでしょうか?

当時の印象として、「音声なんかはよく聞こえるけど、でも少し大味に聞こえるなぁ」レベルだったような気がします。

そして音楽をクリアーな音質で聞き取れるとまではいかなかったことも確か。

その印象のまま20年ほど経ち、すっかり忘れていました。

ところが、みなさまもご存知のように2020年からは世界的なリモートワーク生活が始まります。

リモートな生活の中では、「仕事での打ち合わせの連続やインイヤーを長時間耳に入れていると、音に没入はできるけど、耳が疲れる。」

または「自宅にいてもインナーイヤー(カナル)型なので、とっさに話しかけられても家族の声が聞こえない。」という状態になった人も多かったのではないでしょうか。

変わって、オーバーイヤー型ヘッドホンだとその問題は若干、解消されるのですが、いかんせんアームを頭の上に乗っけるカタチなので、今度は頭が重くて長時間使用には向かない。

そんな悩みから仕事の打合わせなどに長時間使えるイヤホン、ヘッドホンを探した方も多いと思います。

自分がまさにそうでした。

そこから、あちこちのレビューサイトなどで最近の骨伝導はすごいことを知ってびっくり、イヤホン、ヘッドホンを探すうちにShokz Aeropex(ショックス エアロペクス)にたどり着いて購入。

さらには試してびっくりのダブルでびっくりなモノとして骨伝導ヘッドホンのその実力を知ることとなります。

一番半信半疑だったその音質「自分の耳じゃないところから伝わる音が本当に聴こえるの?」や「骨伝導って昔みたいに大味な音質のままなんじゃないの?」は、使ってすぐに「疑ってごめんなさい!」に変わります。

ホントに「普通に打ち合わせができる」、そのぐらいクリアーで高音質な音だったワケなんです。

20年の技術の進化を思い知らされました。

骨伝導ヘッドホン、いろいろ出てるけどどれがいいの

骨伝導ヘッドホンはここ数年で間違いなく大きく成長したジャンルの製品。

いまは群雄割拠の時代でさまざまなメーカーからこの技術の商品が製品化されています。

もしかしたら量販店などでコーナーを設けられているのを見たことがあるかもしれません。

たくさんの製品の中には当たり外れも当然あるようで、初回に残念なモノを買ってしまうことで骨伝導ヘッドホンはもういいやとなってしまうケースも少なくないと思います。

そんな骨伝導ヘッドホンコーナーの中で年々、売り場の面積が明らかに大きくなっているのがShokzというメーカーから出ている製品たち。

今回レビューするのは、そのShokz社の代表的なモデルAeropex(エアロペクス)という製品になります。

Shokzという会社について

社名が今年の初めまでは After Shokz だったのですが短くなって Shokz となっています。

公式ページを見ると骨伝導ヘッドホンとは

骨伝導イヤホンのリーディングカンパニー

Shokzは、世界有数の骨伝導技術メーカーです。特にワイヤレスオープンイヤーBluetoothイヤホンのブランドとして、傑出したイノベーターでもあります。Shokzは、骨伝導の可能性を追求し、生活のより多くの分野で骨伝導が使用されることを目指しています。

Shokz公式より

さらに

なぜ始めたか?

他社製のイヤホンが独立したリスニング体験を追い求めるのに対して、私たちは全く異なる体験を提供しています。

現代社会では、人々は騒音を遮断するためにノイズキャンセリングイヤホンを好んで装着します。しかし、それは他者とのコミュニケーションだけでなく交通音をも遮断し、安全上の問題を引き起こす場合があります。

Shokzは、異なる未来のビジョンを信じています。それは、人々の繋がりを増やし、自然な状況下で耳を開かせ、誰もが周囲の環境を安全に聞くことができることです。このビジョンを実現するために、私たちはたゆまぬ努力を続けてきました。その結果、オープンイヤー骨伝導イヤホンが誕生しました。

Shokz公式より

という、安全を目指して開発された製品であることが明記されています。

つまりインナーイヤー(カナル)型イヤホンやオーバーイヤー型ヘッドホンとも違う方向性で作られている、音を聞く新しいウェアラブルのカタチとしてだということなのですね。

新しいウェアラブルのカタチ

Shokz Aeropex(ショックス エアロペクス)について

Shokz公式によると

Aeropexは、これまでで最も先進的なワイヤレス骨伝導イヤホンです。長時間のバッテリー寿命による高品質なサウンドを実現し、あらゆる運動時において素晴らしい性能を発揮することができます。わずか26gの軽量フレームは、信頼性の高い安定性を提供し、痛みのないリスニングと自由な操作を可能にします。

Bluetooth 5.0(最大10mの接続性)

防水規格IP67(水泳用ではありません)

8時間のバッテリー駆動時間

26g(軽量+快適)

カラー: ルナグレー / コズミックブラック / ブルーエクリプス / ソーラーレッド

Shokz公式より

※本記事更新中の2022年9月のタイミングではすでに生産完了、販売中止になっています。取り扱っている店舗でも在庫がなくなれば、入手は難しくなると思われます。

ただ、ページ下には

大変申し訳ありませんが、Aeropexは販売中止となりました。その代わりに、OpenRun(急速充電版)をお試しいただくことをお勧めします。

とあるので、この記事を読んだあとで購入希望となった方は、Aeropex(エアロペクス)に急速充電機能を搭載した後継機であるOpen Run / オープンラン(急速充電版)を検討するのがいいと思われます。

製品仕様

製品仕様

  • 製品名 AfterShokz Aeropex アフターショックス・エアロペックス スピーカー 骨伝導トランスデューサ
  • 周波数特性 20Hz 〜 20000Hz
  • 感度 105 ± 3dB
  • 最大RF出力 4dBm
  • マイク特性 – 38dB ± 3dB
  • 防塵防水性能 IP67規格
  • バッテリー容量 145mAh
  • 充電電圧 5V±5%
  • スピーカーインピーダンス 8.5Ω ±20%
  • 周波数帯域 2402MHz-2480MHz
  • ワイヤレス Bluetooth® 5.0
  • 対応プロファイル A2DP、AVRCP、HSP、HFP
  • 使用時間 最大8時間(音量を上げると短くなります)
  • 充電時間 約2時間
  • 待機時間 最大10日間
  • Bluetooth通信距離 最大10m程度
  • 保証期間 2年間

製品サイズ

  • 製品サイズ 約100(W)×122(H)×35(D)mm、約340mm(伸長時の長さ)
  • 製品重量 約26g
  • パッケージサイズ 約135(W)×198(H)×70(D)mm(フック込み)
  • パッケージ重量 約472g

同梱物

  • AfterShokz Aeropex 本体
  • マグネット充電ケーブルx2
  • シリコン製ポーチ
  • イヤープラグ(耳栓)
  • ユーザガイド(日本語を含む12言語対応)
  • 保証書(2年間)

対応モデル

  • Bluetooth対応のスマートフォン、オーディオプレーヤー、パソコン

※本製品は、Bluetooth接続可能なiOS、Android、macOS、Windows 10での接続に対応いたしますが、必ずしもすべてのOS、アプリによる動作を保証するものではありません。

実物を見てみましょう

では実物を見てみましょう。

昨年の冬に購入しているのでAftershokzのロゴマークとなっています。(現在はShokzに変更されています。)

マットな黒の質感がいい

カラーバリエーションは4色展開
カラー: ルナグレー / コズミックブラック / ブルーエクリプス / ソーラーレッド となっています。

弊ブログではお約束のようにコズミックブラックを購入しました。

パッケージがすべてを語っています。

知り合い(純日本人)に似ている人がいて、ちょっと笑ってしまいました。

製品の装着の仕方、イメージがわかりやすい写真が使われています。

使用時に耳を塞がないオープンイヤーヘッドホンということがわかります。

さまざまな賞、グッドデザインアワード2019、VGP2020、VGP2021などを獲得していて、プロダクトとしてかなり優秀な製品であることがわかります。

2年の長期保証がパッケージに記載されているのも嬉しいポイントです。

だいぶ凝った作りのパッケージで、製品が出てくるまで、何度も開けて開けての繰り返しでドキドキしますが、ちょっと疲れました。

BE OPEN×3 (ケースをスライドして、カバーを開けて、さらにフタを開ける)すると製品が出てきます

本体重量26gは手にすると、マジ軽いです。

身につけるモノであれば軽さは絶対に正義です。

なので、この重さは本当にスゴイなと思います。

26g!

実際、着けてみても、重さはほぼ感じません。

手に持った感じは、シリコン感があるマットでサラッとした質感です。

チタンでできているというワイヤーアームも柔らかく、自在に曲がるので頭への装着もしやすい印象です。

装着は首の後ろから両耳裏の上面を挟むことで振動部分がちょうど耳の位置よりやや上手前、こめかみの位置にくるようになっています。

着けてる姿がどんな感じなのかは、パッケージの画像を見た方が早いですね。

パッケージ画像(再)、こんな感じに装着します。
上から

質感もあって、耳を挟み込む部分にもやさしい感じで接触します。

直接肌に触れている部分にも負担を感じることはありません。

個人的にはヘッドホン単体であれば長時間使用にも耐えられる感じがあります。

ただ、メガネや(時節的にも)マスクを併用して使うなどの人の場合は、負担がすべて耳の裏の上部に集中してしまうため、ここに負担を感じる個人差はどうしても出てくるとは思います。

これに関しては製品が悪いわけではありませんので、お間違えのないように。

操作部分を見てみましょう。

操作部分は右耳の後ろ下面でまとめられています。

右耳の後ろ下面あたりにくる操作ボタンで操作します
操作部分の並びはこんな感じ

ヘッドホン右側を下面から見て、左から「マグネット充電端子」「音量-ボタン」「音量+(電源)ボタン」が並んでいます。

機能と各ボタンでの操作方法は

機能各ボタンでの操作音声
電源オン音量+ボタンを2秒間長押しアフターショックスへようこそ
電源オフ電源ボタンを3秒間長押し終了します
ミュート通話時に音量+、音量-を約2秒間長押しミュートしました(解除しました)
イコライザー切替音楽再生時に音量+音量-ボタンを同時に約3秒間長押しイコライザーを変更しました
バッテリー残量チェック音楽静止時に音量+音量-ボタンいずれかのボタンを1回押し"充電されています"
"およそ半分です"
"残りわずかです"
"充電してください"
音量調整音楽再生時に音量ボタンを1回押しビープ音1回

となっています。

骨伝導ヘッドフォンが初めてという場合、実際に電源を入れるとわかると思うんですが音声説明やビープ音が少し、小さく聞こえます。

どんな感じかというと、健康診断で聴力テストをした時のような「か細い」ピーという感じの音だったり。

これはおそらく音楽などの再生時に聞いている主音源などにビープ音自体であまり影響(邪魔)が出ないようにしているためだと思いますが、説明音声としては少し物足りなさを感じるかもしれません。

そもそも骨伝導という製品から想像して、聴力に難がある人向けの製品だから「大きな音で音声案内がされる」と思っていたこともあって、この点は少々意外でした。

ただ、慣れればこのぐらいのセッティングになっているのも全然普通に感じるため、あまり不便に感じることはないと思います。

ヘッドホンの左側には、大きなマルチファンクションボタンがあり、さまざまな機能をこのワンボタンでこなします。

ワンボタンでのシンプル操作が可能

マルチファンクションボタンの機能と操作をまとめると、下のようになります。

マルチファンクションボタンの機能マルチファンクションボタンの操作音声
音楽再生一時停止:1回押しビープ音1回
次の曲にスキップ音楽再生時に2回押しビープ音1回
前の曲にスキップ音楽再生時に3回押しビープ音1回
電話に出る1回押しビープ音2回
電話を切る1回押しビープ音1回
現在の通話を切って二つ目の着信に出る通話時に2秒間長押しビープ音1回
通話を拒否する着信時に2秒間長押しビープ音2回
音声ダイヤル2秒間長押しビープ音
最後に発信した番号をリダイヤルする音楽停止時に2回押し"リダイヤルします"
意外と慣れるまで時間がかかります

最初はややこしいので、よく使う操作だけ覚えておくのがいいでしょう。

スマホとペアリングします

ペアリングも特に難しいということはありません。

  1. 電源ボタンを長押し(5秒)します。
  2. 音声案内が始まります。
    1. 『アフターショックスへようこそ。
    2. バッテリーは“充電されています”
    3. “およそ半分です”
    4. “残り僅かです”
    5. “充電してください”』とバッテリーの状態を4段階で案内されます。
  3. さらに+ボタンを長押しで、『ペアリングモードです。』の音声。
  4. スマホ端末の設定画面からBluetoothペアリング、接続をします。
  5. 『繋がりました。』の音声でペアリングは完了です。

骨伝導ヘッドホンの購入が初であれば、このとき音声を骨伝導で初めて聴くことになると思います。

前項でも言ったようにボリュームが若干小さいながらもクッキリと聞こえる声にまずびっくりすると思います。

というかびっくりしました。

次回使用時には本体電源オンの操作のみで、オートでペアリングしてくれるため、接続を毎回設定するわずらわしさがありません。

あまり知られていない機能かもですが、さらに電源ボタンを長押しすることで、第2デバイスともペアリングできます。

こうしておくことでスマホとPCといったよく使う2機種に限って次回使用時にも本体電源オンの操作だけで、オートペアリングをしてくれます

電源を入れたら繋がっているという、地味だけどうれしい機能がポイント高いです。

楽に使えるモノって、それだけで使用へのハードルが下がりませんか?

このエアロペクス、そういう意味でもAirPods Proと同じような感覚で気軽に使用開始できるのがうれしい製品です。

次も使うという気持ちにさせてくれるという点で、エアロペクスは使用勝手についてもよく考えられているなと感じました。

音質

音質に関しては、耳を塞がないオープンイヤーのため、単純にインイヤー型のノイズキャンセリングのAirPods Pro(エアーポッズプロ)などと比べるには無理があります。

あらかじめ言っておくならば、クリアーな音だけを集中して聴きたいという使い方の場合はAirPods Pro(エアーポッズプロ)をオススメします。

エアロペクスのモノの作られ方、コンセプトがインイヤー型のイヤホンとは違っている部分が多いので、どちらが優れているということではありません。

機能が一番発揮できるTPOに合わせて使い分けることが大事かなと思います。

さて、肝心の音質です。

エアロペクスは骨伝導を謳っている通り、音を耳じゃないところ(こめかみ近く)から、振動を骨に伝わせて耳の奥に伝えるという製品。

ノイズキャンセルのように、無音の空間で音が耳の中で直接聴こえるということでもないので、ノイズキャンセルのサウンドに慣れているのであれば、ものすごくクリアーな音にはあまり感じられないと思います。

普通に何も耳につけていない状態 =「自然音」として聞こえてくるということに近いと思ったほうがいいかと思います。

例えて表現するなら、耳に近いところにスピーカーがあって、そこからTVやラジオなどの音を聴いている感覚に近いというイメージでしょうか。

耳の穴が塞がれていないため、音楽が流れている状態でも、周りの環境音、生活音、会話などはきちんと聞こえます。

そうした周りの音の割合を少なくすることを、「骨伝導で聴こえてくる音量の上下の調整」で行います。

これもあたりまえですが、フルボリュームまで音を大きくしても周りの音が全くなくなるわけではありません。

補足するならば音量調整しフルボリュームにした際、音に併せて振動部の振動が大きくなっていくため、つけ心地は悪くなります。

そもそもが周りの音を聴いて、安全なサウンドライフを目指す製品のため、聴こえ自体をサウンドオンリーにしてしまうのは本末転倒です。

メーカー側でも、あえてサウンドオンリーにならないよう調整されているのだと感じます。

そしてフルボリューム時は周りの人から見ても「音漏れに気づくレベル」のため、特に電車やバスの中ではボリュームの上げすぎには注意が必要です。

この辺りもフルボリュームでの使用ができないよう、よく考えてバランスチューニングされているなぁと思います。

音に関してまとめると、エアロペクスを着けて聴く人にとって「自然な音に聞こえる」ようチューニングがされている印象があります。

音自体をとっても低音、高音などに突出した特色はありません。ものすごくクリアーな音ということではなく、「聴こえの良い高品質な音」にまとまっているように感じました。

通話なども自然な印象でできるので、テレワークの打合せなどでも利用されているのがよく理解できます。

一つ気になることもあります

通信環境にもよりますが、動画、リモート会議などで若干ですが動画とリップシンクしない時もあって、遅延を感じる時があります。

一概に、機種だけの問題ではないと思いますが、この辺りは次機種や新機種での改善を期待したいところです。

充電

ケーブルは専用の形状をしており、マグネットで本体右下の充電ポジションにカッチリと吸い付くようにハマります。

専用の形のマグネットケーブル

専用の形のマグネット充電であることの不便さをメーカーもわかっているのでしょうか、最初から、2本充電ケーブルが同梱されていることにメーカーの対応力を感じることができます。

デフォルトでお得な2本入り

ユーザーとしても代替がきかないケーブルが壊れたりした時に改めてスペアを購入する必要がないのはありがたいです。

ケーブルの反対側をUSB-Aプラグに差す、または充電プラグに差してコンセントへ。

それ自体は普通かもと思うのですが、個人的には、今どきケーブルの先端がUSB-Aなのは非常に惜しい部分だと感じます。

できればUSB-C採用や急速充電対応などの機能があれば良かったんですが、それはさすがに欲張りすぎでしょうか。

こうした点では次期製品に期待したいですね。

サイドのランプが赤色から青色になれば充電は完了です。

充電時間は0%からの100%満充電までおよそ2時間。

連続再生時間はおよそ8時間となっており、10日ほど待機状態を保ち続けるそうです。

連続して一日で使うという時間で考えれば十分と言えるのかもしれませんが(欲を言えばキリがありませんが)、正直、次期製品ではもう少し伸びるといいなと思う部分ではあります。

そうです、人はよりいいものを求めてしまうんです。

IP67

IP67相当の防水防塵性能を持っており、雨天やスポーツ時の汗など日常生活上では水を気にせず使うことが可能です。

ただ、IP67は、防塵に関しては最高位のクラス6になっている一方で、防水性能的には上位二番目のクラス7となり、完全防水のクラス8というわけではありません。

そのため、海、川、プールやシャワーといった水中に浸水させる時間が多いという使い方は注意が必要です。

付属品に耳栓

あまりヘッドホン、イヤホンといった機器にはないイメージですが、付属品としてイヤープラグがついています。

ホントに耳栓です

どうしても外音を遮断したい時に、このイヤープラグで密閉感を作り、骨伝導音のみで音を聴くという使い方らしいです。

例えば、周りが静かな場所(図書館やオフィスといった公共の場)での使用時、大音量で聴くには音漏れする際に音量を小さめにして耳栓を装着、イコライザーを切り替えると聞こえがよくなります。

AfterShokz Aeropexには低音域が強い音声で振動が気になる場合などに変更可能なイコライザーがプリセットで登録されており、音楽再生時に +ーボタンを同時に3秒間長押しするとイコライザーへ切り替わります。

そもそも本機の購入目的が外音を聴く、取り込むために購入するものなので、あまり使うことはないと思いました。(実際にはまだ使ったことはありません。)

Shokz Aeropex(ショックス エアロペックス)まとめます

ということで購入して1年近く使いまくった感想でまとめたいと思います。

正直、けっこうな頻度で身に着けっぱなしという状態です。

簡単に伝えるならば『出かける時は忘れずに』という使い方がはまる商品という感じでしょうか。

ここ3年間での出かける時のマスクと同じ頻度で使っています。

これは自分だけの特殊な使い方かもしれませんが、外出時に都度、マスクのゴムヒモとAeropex / エアロペクスを繋いで使っています。

外出時のマスクが当たり前の現在ですが、マスクのゴムヒモで長時間ずっと着けてると、耳の裏が痛〜くなるやつあるじゃないですか。

それを(明らかに自分の失敗なんですが)たくさん買ってしまいまして、それで、マスクをAeropex / エアロペックスに繋いで使うことを発見しました。

そうすることで、耳の裏が全然痛くならないのでいいんですよw。

マスクがきっかけで、外出の際に習慣化して身に着けるようになったということも大きかったかもしれません。

まぁ、マスクうんぬんは置いておいても、エアロペクスは軽いので、全然着けている感じがしない、ストレスを感じないところがいいところなのは間違いありません。

個人的にも、1年ほど使って、『ずーっと着けていても気にならない』という感覚は、この製品の一番いいところであり、使いやすさを表しているポイントであると感じます。

『ずーっと着けている』ことのメリットとして

  • 外にいる時は、いつでも耳の後ろにある電源ボタンを押してオンにすれば、すぐにスマホと繋がって、音楽を聴ける。
  • リモート会議の直前でも、電源ボタンをオンにすればPCなどの第2デバイスですぐ使うことができる。

のような使い方ができるので、楽ちん大好きな自分にとっては、AirPods Pro(エアーポッズプロ)とはまた違う意味で、使いやすさ最高のヘッドホンのひとつになりました。

さらに、「骨伝導で耳をふさがないオープンイヤーヘッドホンのメリット」と「製品の良さ」として以下の点を知って購入すれば、よりその良さが実感できる製品だと思います。

  • インイヤー(カナル型)のように長時間使っても、「耳が痛くなったり」「疲れたりしない
  • 耳に優しい、装着を忘れるほどの軽さとフィット感
  • 音漏れが少なく安心して使える
  • 防水防塵性能 IP67
  • 骨伝導でも高音質 & クリアな音質
  • バッテリー長持ち、連続再生8時間

本記事投稿後に、後継機Open Run / オープンランが出てしまったことで、もう量販店などではAeropex / エアロペクスは手に入らなくなっていると思います。

とはいえ後継機『Open Run / オープンラン』は、ここまでレビューで書いた「良いと思った機能はそのままきちんと受け継がれてれいる」正当な進化版だと思いますので、そちらを購入するのをおすすめします。

こうした進化版が次々と開発、販売されていることは、まだまだショックスの骨伝導ヘッドホン自体も市場も成長過程にあって進化し続けていることの表れだと思っております。

長々とレビューしてきましたが、最初にお伝えした『いいです!』の理由がわかってもらえたらうれしいですし、何より製品としてさまざまな検証がされている丁寧なモノ作りをしている良き製品に出会えた気がしました。

骨伝導ヘッドホンが気になっている方に本気でおすすめできる商品、『Aeropex / エアロペクス』、そのAeropexに急速充電機能を搭載した後継機『Open Run / オープンラン』、一度試してみてはいかがでしょうか?

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